オランダからベルリンへ小旅行②「ベルリンの壁・イーストサイドギャラリー」

ベルリン滞在 2日目

ドイツ・ベルリンと言えば「ベルリンの壁」

今までテレビやネットでしか見たことがなかった「イーストサイドギャラリー」のベルリンの壁を実際に見てきました。

 

East Side Gallery(イーストサイドギャラリー)

東西ベルリンを隔てていたベルリンの壁。1989年にベルリンの壁は崩壊しましたが、壁の一部はベルリン市内に何ヶ所か残されています。その現存する最も長い壁がこちらの「イーストサイドギャラリー」です。

電車でWarscauer Staβe(ワルシャワ シュトラッセ駅)下車し、駅から歩いて5分ほどでたどり着きました。

Spree(シュプレー川)沿いのMühlenstraße(ミューレン通り)にベルリンの壁がそのまま残っており、そこに世界各国のアーティスト118人によって描かれたアートが文化財として保存されています。

ベルリンの壁が崩壊し1990年にベルリンが統一されたことを記念して描かれています。

暗く悲しい歴史がある壁ですが、現在は様々なアーティストの鮮やかなアートの作品により多くの人が引き寄せられています。

独裁者のキス

様々な作品が並んでいますがその中でも世界的に有名なのが、こちらの作品ではないでしょうか〜?

男性同士の熱いキス。この壁画は知っているけれど、おじさんたちは一体誰なのか・・・

左は「旧ソ連のレオニード・ブレジネフ書記長」で、右が「旧東ドイツの国家評議会議長のエーリッヒ・ホーネッカ書記長」です。

熱いキスを交わしていますが、2人ともゲイという訳ではないようです。

ソ連には男性同士でもキスをする風習があったようなのです。今もあるのかな?

こちらの壁画は「兄弟キス」、「独裁者のキス」と呼ばれているそうです。

この作品の前には圧倒的な人だかりで、足を止めて写真撮影をする人が多く中にはキスをしているカップルもいました。

もっと落書きがひどいのかと思っていましたが、修復されて綺麗になっていました。

 

中にはアートの上に落書きが残っているのもあり、一体どれがオリジナルで、どれがただの落書きなのか・・・見分けがつかないのもありました。

日本への迂回路

DETOUR TO THE JAPANESE SECTOR”日本地区への迂回迂回路”

日本の富士山、五重塔が描かれた作品もありました。

低くて薄い壁

途中でこのように壁の切れ目も見ることができました。

教科書やニュースで聞いたベルリンの壁。東西ベルリンを分離していたので、ものすごく高くて分厚いイメージがありましたが、実際に訪れてみると想像していたよりも壁は低くて薄いと感じました。

今では当たり前に行き来できますが、きっと当時の人にとってはこの薄い壁も高くそびえ立ち簡単に超えられる壁ではなかったんですよね。

街の至る所にベルリンの壁の痕跡が残っていますが、ベルリンの街が東西に分けられていたとは、今となってはとても想像し難いです。

そして壁の裏側(旧西ベルリン側)も覗いてみると、ちょっとした落書きのアートで埋め尽くされていました。

側にはシュプレー川も流れています。お天気が良い日は川沿いはお散歩するのにぴったり。川と壁の間は公園のような広場になっていて、夏は芝生でゴロリと横たわれそうな感じでした。

 

 

自由と平和のメッセージ

全長1、3kmにも及ぶイーストサイドギャラリーの壁に描かれたアートは、どれも見応えがあります。

それぞれのアートには込められたメッセージ。

自由や平和への祈りのメッセージ、風刺的なメッセージが込められた作品が多いです。中にはよく分からなない作品もありますが、それもアート!ただの落書きも混ざってます。

 

 

ベルリンの壁の歴史を感じると共に、屋外美術館でのアートの鑑賞としても楽しむるのが魅力なイーストサイドサイドギャラリーです。

自分の目に止まるお気に入りの作品がきっと見つかると思います。

壁の端から端まで駅一駅分の距離はあるので結構歩きますが、1つ1つの作品がどれも印象的で1、3kmの道のりもあっという間に感じました。

のんびりと散歩しながらオープン美術館をゆっくり鑑賞してみて下さい。

 

 

ベルリンの街中でよく見かけたもの、それは公衆電話。

イーストサイドギャラリー近くの公衆電話は落書きだらけ〜

道路にポツンと設置されているのをよく見かけました。使用している人はいるのかな?

 

 

 

イーストサイドギャラリー公式サイト→こちら

 

・アクセス方法

Warscauer Staβe(ワルシャワ シュトラッセ駅)から徒歩5分、Berlin Ostbahnhof(ベルリン東駅)から徒歩2分。

 

ベルリン街歩き・イーストサイドギャラリー周辺

イーストサイドギャラリーの壁一面のアートも見応えありますが、ギャラリーが位置する「Friedrichshain(フリードリヒスハイン)」エリアもとにかくすごかったです。

「Friedrichshain(フリードリヒスハイン)」

建物全体に大きなアートが描かれていたり、店の壁やシャッターにはもちろん街中どこも落書きだらけで街全体がアートギャラリーとなっていました。(オーストラリアのメルボルンに戻ってきたかのような懐かしい感じがしました〜)

ベルリンに訪れたことがあるパートナー弟が、このエリアの散策が本来のベルリンの姿を見れるから面白いよ〜とイチオシしてくれました。

通り過ぎる人もとてもオシャレで、どことなくアーティスティックな雰囲気を醸し出しています。ベルリンの他の場所とはまた一味違った空気が漂っていました。

パートナー曰く、アムステルダムも昔はお店のシャッターとか建物の壁には落書きばっかだったそうです。

道路脇の柱もポスターとかステッカーですごいことになっています。

 

道ばたで見かけた自転車。柱に括り付けられているー!

おしゃれなカフェやお店がとにかくたくさん並んでいて、若者が多く活気があるエリアに感じました。カフェの入り口も落書きだらけ。

訪れた時は冬の平日の昼間なんで静かな感じでしたが、この辺りはクラブやバーが密集しているので週末や夜は若者で賑わっていそうです。廃墟が多いですが、ただの廃墟だと見せかけて、実はナイトクラブらしいです。

ベルリンと言えば・・・日本だとドイツの首都であり、ベルリンの壁や歴史関連で有名な都市の認知ですが、ヨーロッパではベルリンと言えばクリエイティブでアートの街、そしてナイトクラブやパーティーの街としても有名なようです。大きなナイトクラブのパーティーを目的に、ベルリンに訪れる人もいるそうです。

 

「Kreuzberg(クロイツベルク)」

フリードリヒスハインエリアから川を渡るとたどり着いたのが「Kreuzberg(クロイツベルク)」というエリア。運河沿いのカフェを目指しながら、ぶらぶらと散策してきました。

このエリアも基本どこもかしこも落書きだらけ。

建物の壁全体に描かれた立派な素晴らしいアート作品を見ると、ただのアートと言うよりこの街の立派な文化だなぁとつくづく思います。

断然ケバブ屋が多いですが、通り沿いには色んなレストランやバー、雑貨ショップが並んでいます。

街の建物もカラフルで、ついつい視線が引き寄せられてしまいます。

 

 

 

目的の運河沿いたどり着きました。そこでは野菜や果物が激安の”トルコマーケット”が開催されておりました。

お目当のビーガンドーナツのカフェにてしばし休憩。カフェでまったりしていると、街歩きで冷えた体も温まります^^

夕方前になるとほんの少し日差しが出て、青空が広がっていました。

この辺りは住宅地が並び、運河や公園あって穏やかでのんびりした雰囲気の場所でした。川沿いのお散歩は気持ち良かったです。

 

そしてこの日の夜はベルリンで1番有名なケバブ「Mustafa’s Gemüse Kebap」を食べに行ってきました。行列必至でそうとう並ぶようですが、長時間並んででも食べる価値はあると言われており・・・そこまで言うなら食べてみたいと言う事で挑戦してきました。

ケバブを並んで食べたら、もうすっかり辺りは真っ暗になっていました。

ホテルへの帰り道に見かけた、暗闇にライトアップされた・・・ソーセージ

ベルリンの旅 2日目 終了

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