バルセロナ旅行3日目
2日目に続きこの日も早起きして、朝一に予約をしていた「カサ・ミラ」へ行ってきました。
Casa Mila/カサ・ミラ
ガウディの代表的な建築物である「カサ・ミラ」日本語でいうと「ミラ邸」その名の通り、この建物は実業家であるペレ・ミラの邸宅として建てられた住居です。

超個性的な外観「La Pedrera・ラペドレラ」
直線部分を全く持たない建造物になっていて、周囲の一般的な建物と比べると壮麗で非常に印象的です。
よく見ると、ベランダの鉄細工がひとつひとつ異なることが分かります。細かいところまで凝っていますね〜
Casa Mila/カサ・ミラの歴史
ガウディが54歳の時に設計し、1906年から1910年にかけて建設され、今日ではバル セロナを代表する歴史的建造物となっており、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。
完成当時人々には全く評価せず醜悪な建物と言われ、「La Pedrera/ラ・ペドレラ(石切り場)」というあだ名で呼ばれていたそうです。今でもラ・ペドレラの別称が親しまれて使われています。現在も住宅として使われており、4世帯が居住しているそうです。
Casa Mila/カサ・ミラの中へ
朝から予約客でいっぱいの「カサ・ミラ」は、観光ピークの季節はどこも入場チケットはの事前予約は必須です。チケット代は大人1人€20、50(2016年9月)と高いですが、日本語オーディオガイド付きです。
建物内のには採光と換気のために設けられたパティオ(中庭)があり、そこから上を見上げると空も見えます。カサ・ミラ内には2つのパティオがある構造になっていました。
建物内側にぎっしり並ぶ窓は、自然光を意識して取り入れようと、下の階に行くほど大きくなっています。
見学コースは最初に2つあるうちの1つのパティオからスタートして、一気にエレベーターで屋上に上がり、そこから階段で下りながら内部を回って、別のパティオへ降りていきます。
不思議な世界!ペルドラの屋上
屋上に到着後、目に飛び込んできた世界。今まで見たことのない世界、まるで異空間に辿り着いたかのような感じです。
この妙な形をした兜のようなオブジェは全て換気塔及び煙突だそうです。写真に写る雲が何となく煙突からの煙にも見えてきます。
幅があって大きいのは階段口です。こちらもさりげなくタイルの装飾が施されています。
屋上から真下の吹き抜けを見下ろすことも出来ます!
葉っぱにも見えるのは、ワイングラスを貼り付けて作ったらしいモニュメント。
波打つ外壁は、地中海をイメージしたのだとか。
どこを見渡してもアート。
オーディオガイドを聞くべし!
オーディオガイドの解説は詳しくて、とても理解しやすかったです。
解説の一部に「建物の頂点に十字架だの風見鶏だの貧弱なものを置くのは滑稽千万、はげ頭の てっぺんに毛が一本生えているようなものだ。」byガウディ
思わず笑ってしまいそうでしたが、一度聞いたら忘れられないこのガウディの形容が気に入って何回もリピートしながら、屋上を見て回りました。
殺風景な屋上のアンテナや風見鶏は「まるでハゲ頭に1本毛が生えたようだ」という事なので、この様な姿の屋上になりました。

屋上のテーマは「山」
でもカサミラの屋上から見つけてしまった。ハゲ頭の1本の髪の毛。しかもカサミラ隣の建物。
解説のおかげで、カサ・ミラに行ってから建物のてっぺんに立つ十字架や風見鶏をが、波平さんの頭にしか見えなくなりました。
サグラダファミリアも見える
アーチの間からサグラダファミリアが綺麗に見える写真スポット!
Casa Mila/カサ・ミラの展示
その次は屋上の下の階の天井裏へ。天井裏は、現在は展示室として使われています。
内側は天井も壁もどこもかしこも波打ち〜
カサミラの模型
ガウディが設計した建築物の模型や、インスピレーションを受けた動植物などが展示されています。外観だけでなく、両脇、内部まで見ることができます。ガウディは自然界を建物に取り入れていたのがよく分かります!
屋根裏の展示室の後は、下の階の部屋へと続きます。そこでは、20世紀前半のバルセロナ・ブルジョア階級のお部屋が再現されています。
バスルーム、ベッドルーム、キッチン、リビング、子供部屋、寝室、書斎、裁縫室。たくさんの部屋がありました。当時の家具や玩具、調度品を飾って、当時の生活空間を垣間見ることが出来ます。

窓辺の装飾もきれいです。
外観、内部、屋上、細かい装飾など全てにおいて見応えたっぷりの「カサ・ミラ」でした。
Voyagin(楽天が運営する旅行会社)からカサ・ミラ 優先入場チケットを購入することができます。
カサ・ミラから歩いてすぐの所にある、ガウディ建築の1つである「カサ・バトリョ」も一際存在感がある建物でした。建物の周囲では多くの人が写真を撮ったり、列を作っているのですぐに分かります。
華やかだけど、骸骨がモチーフ!?カサ・バトリョの建物も非常に気になりますが、今回は時間がないので外観のみ。内部見学は次回に持ち越しです。
カサ・バトリョのお隣の建物も可愛い!
カサ・ミラ基本情報
公式ホームページはこちら(英語) 2018年8月現在の情報です。
所在地:Provenca 261-265, Barcelona
営業時間:9~20:30時(11月5日〜2019年2月28日は9時~18時30分)
入館料:大人€22ユーロ、 子供(7〜12歳)€11ユーロ、6歳以下無料
※ オーディオガイドを含みます
交通アクセス:メトロ3・5号線(Diagonal)駅より徒歩3分
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