今日は私のお気に入りのオランダ語の絵本の紹介です^^私の独学オランダ語学習でも使用している絵本です。
モグラの物語
オランダ語学習を始めたばかりの頃に、本はまだまだ難しいけど絵本なら簡単に読めるのではないかとパートナーが一冊の小さなオランダ語の絵本をプレゼントしてくれました。彼が小さい頃に大好きでよく読んでいた絵本だそうです。
それがこちらの絵本。
「Over een kleine mole die wil weten wie er op zijn kop gepoept heet」
物語の主人公
長いタイトルですが、英語に訳すと「About a small mole who wants to know who pooped on his head」日本語に直訳してみるると「誰が頭にウンチをしたのか知りたい小さなもぐらについて」
この物語の主人公はモグラ。普通のモグラではなく頭にウンチをのっけたモグラ。
子供むけの絵本のタイトルにするならもうちょっといいネーミングはなかったのか?日本語で子どもが読みたがるタイトルに改題するとしたら、どんな風にアレンジできるかなぁ?とか思ったり。
ってその前になぜに主人公は頭にウンチをのっけているんだ?
絵本をもらった頃はまだオランダ語はまだ読めませんでしたし、最初に表紙を見たときはモグラの頭上にあるのは髪の毛かと思いました。それ以前にモグラの絵とも気づかず、何の動物だろうという私の反応でした。
物語の作者とあらすじ
一体誰が作ったんだと気になる作者を調べたらオランダ人ではなくドイツ人でした。
作者:ヴェルナー・ホルツヴァルト(Werner Holzwarth、1947年〜 )は、ドイツの絵本作家。
物語の簡単なあらすじ
ある日小さなモグラが土の上に顔を出したときに、空からなんと丸くて茶色のソーセージのような物が頭の真上に降ってきました。(あーあー)

「私の頭の上にウンチした奴は誰じゃー」と小さなモグラが叫びます。このもぐら少し目が悪いようで、何も見えません。(確かによく見たらメガネかけている!)

それから小さなもぐらの犯人探しの旅が始まります。出会ったうさぎ、馬、鳥、牛たちに「私の頭の上にウンチしましたか?」と聞いて回ります。


しかし皆んなに「え?私が?なんで?私はこのようにウンチするよ〜」と言っては、小さなもぐらの前にウンチをして去っていきます。(かわいそう)
旅の途中にこの小さなもぐらは「他に誰か見逃していないかなー?」と立ち止まって考えます。
「あっ!犬ー」と最後に犬の所にやってきます。しかし犬は寝ているようです。(あ、モグラの頭上からやっとウンチがなくなている。良かった。)

小さなモグラと犬の間でどんなやり取りがあったのかは・・・秘密です。
物語の最後に小さなモグラは満足して土の中に帰っていきます。(よく見たらこの小さなモグラ靴も履いている!)

何はともあれ小さなモグラのウンチの犯人探しの旅は終了したのであった。
この絵本を通して子どもがそれぞれの動物がどんなウンチをするのか知ることができるのが良いですね。
不思議な話だけど、読んでいると妙な哀愁漂う小さなモグラに同情してしまう。読んでいるうちに面白くなってきます。
日本語訳もあるよ
日本語訳の絵本も探したらありました。
「うんちしたのはだれよ!」というタイトルで販売されているので、チェッックしてみて下さい!
さいごに
プレゼントしてもらってから一度パートナーにに読み聞かせをしてもらい、自分で物語を訳して内容を理解し、たまに読み返してちゃんと文を理解しているか忘れた所はないか確認しながら読んでいます。
オランダ語の絵本となると日本でもお馴染みのミッフィーの絵本は有名ですが、こちらの少しマイナーな絵本を読んでみるのもたまには良いですね。