2019年と2020年のキングスデーの思い出。
毎年4月27日は国を挙げて、国王の誕生日「キングスデー」を盛大にお祝いをします。
毎年キングスデーの日はロイヤルファミリーがオランダの都市を訪問していますが、2019年の訪問先は私が住むAmersfoort。
ロイヤルファミリーも間近で見れ、ウィレム=アレクサンダー国王とも握手を交わすことができ、去年のキングスデーは、とても思い出深い1日となりました✨
そして去年と打って変わって今年は、とっても静かで穏やかなキングスデーとなりました。
キングスデー前夜 2019
4月26日、キングスデーの前夜は「キングスナイト(Koningsavond・King’s night)」と呼ばれ、国内各地で音楽イベントやパーティーが開催されます。
国王の訪問をホストする都市なので、キングスデーをお祝いするイベントもいつも以上に規模も大きくスケジュール満載。
26日の夜はキングスデーのメインステージへ。8時過ぎですが空はまだまだ明るい。

今見ると思わずドキドキしてしまうほどに、大勢の人が密接・密集状態。

Diggy Dexのステージを生で見れて、とても感激!Diggy DexとはAmersfoort出身の歌手。
そしてセントラムの広場へ。ここでもDJの音楽で何時間も大勢の人が飲んで踊り狂っていました。

せっかくなので人混みに入り込んで楽しんできました。
街の中心にそびえる塔もオランダの国旗色にライトアップ。

明日のキングスデーが楽しみになってきました。
キングスデー 2019
キングスデー当日。
国王のパレードは11時スタート。ルート沿いには大勢の人が集まっていました。
オレンジ色のトンプースを食べながら、国王の到着を待ちます。
やっと目の前に登場したロイヤルファミリー。待っている時間は長かったのに、意外とあっさり目の前を通り過ぎて行ってしまいました。
なので皆んなで、ぞろぞろと国王の後を追いかけて行きます。
Eemplein VOL
いつもの通り道が、見たことのない程に大混雑。パレードのゴール地点、メインステージがある広場はすでに満員状態。
街にこんなにたくさんの人とポリスが集まっている状態は、初めて見ました。
国王の右手をキャッチ
国王がパレード中のアトラクションのクイズに挑戦している間、ルート上で比較的空いていた穴場を発見。
クイズのアトラクション会場からそこまで離れていなかったので、すぐに通るだろうと思っていたんですが、そこで約1時間待ちました。
そして、次第に大きな歓声と共に近づいてきた国王様。

運よく国王の右手をキャッチしました!
3人のプリンセスも間近を通り過ぎて行きました。
Catharina-Amalia(アマリア王女)、 Alexia(アレクシア王女) Ariane(アリアーネ王女)
長女・次女はそれぞれ当時は15歳と13歳だけど、とても大人っぽい。オシャレな帽子をかぶったマキシマ女王はアマリア王女の背後を通り過ぎていってしまいました。
待ったかいがありなかなかのベストポジションで、パレードを見ることができました。
一緒にいたうちのパートナーとパートナーの同僚はテレビに写っていたらしいです。
とても寛容でストレートすぎるオランダ人
握手をしながら通りすぎるロイヤルファミリーの1人に対して、私の斜め前に立っていたおばちゃんがすかさず「Wie ben jij?」と聞いていました。

Wie ben jij? = Who are you?
おぉーと!?王族に向かって、「あんた誰?」って聞いている。
でも聞かれた王族の方は動じることもなく、自分が何者であるかを丁寧に説明していました。
その方が去った後は、周りにいた人も笑いながらおばちゃんにツッコんでいましたが、そのおばちゃんが言うには「皆んな誰なのか気になっていたでしょう?私が代表して聞いたのよ。」って主張していました。
確かに私ウィレム=アレクサンダー国王、マキシマ女王、3人の王女以外は全然知らなかった。
きっとおばちゃんも勇気を出して聞いたのかもしれないけれど、
それでも「Wie bent u?」と丁寧語でもなかったし、私の頭の翻訳機では「あんた、誰?」みたいなニュアンスでしたよ。
オランダ人の思った事を何でも口にするストレートな姿勢と、それを許容する寛容な姿勢に改めてびっくり。衝撃的だったけれど、これも笑える思い出話でした。
家に帰ってから復習。
オランダ王家の一覧はこちら↓

こんなにいるんですね。
やはり5人以外は街ですれ違っても気づかないかもしれない。
お家でキングスデー 2020
2020年のキングスデーはコロナウイルスの影響の為、全てのイベントはキャンセルとなりました。
そしてKoningsdag(国王の日)の名称が、今年は「 Woningsdag(お家の日)」となりました。
Koningsdag(コーニングスダハ)が、Woningsdag(ヴォーニングスダハ)でお家の日。
国王のメッセージ
16時からの「De nationale toost 」はオンラインで乾杯
ロイヤルファミリーもお家で誕生日を祝いました。
オランダのどこかで、オレンジ色のトンプースに並ぶ列。
例年天気が崩れやすいキングスデーでしたが、今年は気持ちよく晴れ渡り気温も22度と暖かい1日。
散歩へ出かけると、大勢の人が散歩や芝生の上で1.5mの距離を微妙に保ちつつ、日光浴を楽しんでいました。
家でのんびり過ごすキングスデー。今年も何かと記憶に残る1日となりました。
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