ライデンはアムステルダムの西南に位置する街。
オランダの古都と言われ、オランダ最古のライデン大学があり、世界初の日本語学科があるのがライデンです。日本と深く関わりがある大学都市です。
ライデンの観光スポットなどの紹介です。
ライデン中央駅
ライデン駅の正面玄関。独特で近代的なデザインです。駅を出てまっすぐ歩いていると観光案内所(VVV)も見えてきます。
Molen De Valk (デ・ファルク風車博物館)
駅から歩いて最初の運河にかかると、左手側に風車が見えてきます。
この風車は博物館になっており中を見学する事ができます。
昔は住居として使われていた風車です。
風車からのライデンの眺め。
ライデン駅、街の中心からすぐ近くにある風車。ぜひオランダの風車を見学してみて下さい。

SieboldHuis(シーボルトハウス)
シーボルトが住んでいた邸宅で、現在は博物館になっています。
ドイツの医師・博物学者であったシーボルトは、鎖国時代の長崎の出島にてオランダ商館医として当時の西洋医学の最新情報を日本へ伝えると同時に、生物学、民俗学、地理学など日本に関する情報を収集していました。
好奇心旺盛だったシーボルト、日本から持ち帰ってきた色んな美術品や植物のコレクションが展示されています。
展示品は日本の物なのでそこまで物珍しさは感じないのですが、あの時代に船でこんなにたくさんの物を日本からよく収集したなぁと感心してしまいます。
国禁だった日本地図を国外へ持ち出そうとして、最後はスパイ容疑で日本を追放されてしまったそうです。
シーボルトハウスには小さなお庭があり、そこにはシーボルトの像もあります。小さな博物館なので、短時間で見学可能です。シーボルトに興味があれば立ち寄ってみてはどうでしょうか。
シーボルトハウス
公式HP→こちら
住所:Rapenburg 19 2311GE Leiden
開館時間:火ー日曜日 10ー17時
休肝日:毎週月曜日、4月27日、10月3日、12月25日
料金:大人€8 学生€4.50 65歳以上€6.50 ミュージアムカード保持者は無料
Hortus Botanicus(ライデン大学付属植物園)
シーボルトハウスから歩いてすぐの所に、ライデン大学がありそこには付属植物園があります。ここはオランダ最古の植物園で、1590年に開園しオランダ東インド会社が世界中から収集してきた植物の栽培や研究がされてきました。
チケットカウンターを通り中へ入ると、すぐにガラス張りの温室へと繋がっており、そこでは食虫植物コレクションが広がっています。
外へ出ると橋がかかっています。一面緑色をしていますが、川です。
植物園の中には他にも大きな熱帯温室があり、そこでは珍しいアジアやアフリカの植物などを鑑賞することができます。温室なので夏はものすごく暑いですが、寒いオランダでは体感できない生の熱帯の雰囲気が感じられます。温室はとても広くて迷路のようで、出口まで彷徨います。
そしてこの植物園でも、多くの日本を発見することができます。
園内にある「日本庭園」はシーボルトを記念した庭園です。
こちらではシーボルトが日本から持ち帰ってきた樹々が生息しています。
日本の雰囲気が漂う小さな日本庭園。ここにもシーボルトの像があります。

カタカナで「フォンシーボルト」と書かれています

ケヤキ
立派なケヤキの木と日本語で書かれたサイン。
緑いっぱいの植物園は、まるで大きな公園のようでお天気のいい日のお散歩は清々しいです!ベンチで読書したり、芝生で日光浴を楽しむ人や、太極拳をしているグループも見かけました。
植物園の周囲には運河が流れており、気持ちよさそうにボートも走っています。静かで穏やかな雰囲気で、のんびりと過ごすにはぴったりです。
夏だけれど、春の訪れをつげる花クロッカスも咲いていて、少し春を感じたりしました。
植物園の出入り口の近くの建物の壁には「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな」菅原道真の和歌があります。
Hortus botanicus Leiden(ライデン大学付属植物園)
公式HP→https://www.hortusleiden.nl/
住所:Rapenburg 73 2311 Leiden
開園時間:夏季(4〜10月)10〜18時/冬季(11〜3月)10〜16時
休園日:月曜日、12月24日〜1月1日、4月27日
料金:大人€7,50 /子供(4〜12歳)€3
ライデン大学学生&ミュージアムカード保持者は無料
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