海外では超高級食材となっている納豆。
オランダの日本食材店でも買えるけれど、値段も日本の約3倍近くするので頻繁には食べれない。
納豆さえあれば、白ごはんも美味しく食べられるのに・・。無いなら、作ってみようと思いたち、納豆はお家で作るようになりました。
これまでの自家製納豆作りの記録です。
今までの納豆作り
納豆を自宅で作れたらいいなと思い、これまで炊飯器&ヨーグルトメーカーで納豆作りをしていました。
正しく言えば、納豆もどき。
当時は圧力鍋がないので、大豆はスイッチが1つしかない簡易的な炊飯器でひたすら柔らかくなるまで煮ていました。(ガスで煮たり、蒸したりと色々と試していました)
何とか豆が指で潰せるほどに柔らかくなったら、市販の納豆と混ぜてヨーグルトメーカーに入れて作っていました。
1番最初に納豆作りに挑戦した時は、腐った大豆を量産してないか・・・不安の中、恐る恐る味見をした記憶があります😅
この方法だとかなり時間がかかるので、本当に暇な時にしか作れず。。
たまに納豆菌を使用して作ったりもしましたが、中々粘りが出ない。本物の納豆とは程遠い。
いつか納豆作りが成功したらブログに記録しようと思っていましたが、成功する気配は全く無し。
やはり・・納豆作りには、圧力鍋が必要。
圧力鍋を購入しようとオンラインで探してみるものの、なかなか良さげな物がなく、予算以上の物しか見つからない。
次回の一時帰国の際に、今度こそ圧力鍋を買ってこようと考えていたんですが、それは一体いつになるやら分からない上に、そんなに待てない。圧力鍋も重いしかさばるので、やっぱりここで買おうかと悩んでいたら・・
うちのパートナーが、納豆を作る為にある電気調理器を購入していました。
インスタントポット
我が家にやってきた、新しい家電「Instant Pot(インスタントポット)」

2010年からカナダやアメリカで販売されたマルチ電気圧力鍋。
食材を入れてボタンを押すだけで美味しくてヘルシーな料理が誰にでも簡単に作ることが可能。
圧力鍋、スロークッカー、炊飯器、スチーマー、ソテーパン、ヨーグルトメーカー、ウォーマーと7つの家電製品が1つにまとまっています。
インスタントポット 蓋を開け閉めすると、音が鳴るんです。
タイマーで出来上がると音楽がなるので、まるで日本の炊飯器みたいです!
納豆作りの準備
納豆作りに必要な材料と道具はこちら。
材料
- 乾燥大豆
- 市販の納豆 or 納豆菌
必要な道具
- インスタントポット
- 耐熱ガラスボウル(インスタントポットに入るサイズ )
- ざる
- スプーン
- サランラップ
- 爪楊枝
納豆作り
インスタントポットの加圧で大豆を蒸し、ヨーグルトモードで簡単に納豆を作ることができます。
こちらの動画を参考にしながら納豆作りしています。
作業工程は大きく分けて、大豆を浸水、茹でる、発酵、寝かすの4つです。
①大豆を一晩水に浸す
250gの乾燥大豆をたっぷりの水で、一晩水に浸します。
浸水 24時間後
大豆が約2倍に膨れます。
②大豆を茹でる

大豆をインスタントポットの内釜に入れて、大豆がかぶるぐらい水を入れます。

設定:Bean/Chill(豆料理)、High Pressure(高圧力)20分でスタート。→ 自然に圧が下がるまで待つ。
※設定時間20分の以外に、プログラムの開始までの予熱・圧力準備時間(15分ぐらい)がかかります。さらに圧が自然に下がる(20分ぐらい)のを待つプラスで時間がかかります。
自然に圧が下がるのを待たずに、自分で無理やり圧を抜いて蓋を開けることも可能のようです。
インスタントポットを初めて使ったときの感想は、さすが圧力鍋!大豆がこんな短時間で、めっちゃ柔らかくなっている〜!親指と小指で摘んで簡単に潰れる!
動画では茹で汁を取り分けていますが、我が家では茹で汁は全部捨てています。そして茹でた後に20分冷ます過程も省いています。
③道具を熱湯消毒する
大豆を茹でている間に、使う道具を熱湯消毒。
電気ケトルで沸かしたお湯を、使用するボウルとスプーンに掛けるという方法でやっています。ちゃんと殺菌出来ているのか?
④納豆菌の準備

お湯(25ccぐらい)に、納豆菌に付属の小さなスプーン2杯の納豆菌を混ぜて、納豆菌を準備。
納豆菌を使わない場合は、市販の納豆1パックの1/3を大豆に混ぜ合わせます。

こちらの写真は、市販の納豆と混ぜ合わせた時のです↑
⑤大豆と納豆(菌)を混ぜ合わせる
茹でた大豆をザルにとり水気をしっかり切って、耐熱ボウルに入れ納豆(菌)としっかりと混ぜ合わせます。
インスタントポット に入れる前に、2重にラップをかけていきます。
1枚目のラップをボウルにかぶせて、爪楊枝でポツポツと穴をあけていきます。

穴をあけた1枚目のラップを、大豆と密着させるようにしてかぶせます。

2枚目のラップをボウルにかぶせて、爪楊枝で穴をあけていきます。

それでは、いよいよ発酵段階に入っていきます!
⑤発酵

インスタントポット の内釜に少量の水を入れ、蒸し台を設置してその上に耐熱ボウルを置きます。
設定:Yogurt(ヨーグルトモード)、Normal、24時間でスタート。
そして24時間後。
表面に白い膜が出来たら完成。

インスタントポットの蓋を開けると、結構臭いがします。
蓋を開ける瞬間、うちのパートナーは「臭っ!」「とっても臭い!」と言っていますが、私の鼻は効きが悪いのか臭いはそれほどです。「納豆だから、そりゃ臭いよー」という感じです。
最初の頃は、粘りが足りなかったり水分が多かったりしましたが、試行錯誤しながら制作回数が増えるに連れて、どんどん納豆らしさが増してきています。
インスタントポットのお陰で、うちのパートナーも納豆作りをマスターしましたが、ここ最近は私よりも納豆作りが上手になったようです。
納豆作りは時間がかかるけれど、インスタントポットを使えば、とても楽で簡単にできるので便利でした!
納豆だけでなく、色んな料理にも活用していきたいと思います。
これからの季節はおでんとか作ってみたいなぁ✨
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