ローマで休日②「コロッセオ&フォロ・ロマーノで歴史散策」

イタリア・ローマの旅 2日目

本日のプランは『フォロロマーノ→コロッセオ→パラティーノの丘→カラカラ浴場』

ローマの朝空

早起きして、コーヒーとクッキーを食べて出発。

今回滞在したAirbnbの宿では、クッキーとエスプレッソは自由に飲食可能でした。

朝から気持ちい良い青空が広がっています。朝は出かけると少し風がひんやり感じるけれど、

日中は20度以上なので歩いているとまだまだ夏の日差しを感じます。

そんなローマの空。

ローマのカフェで発見

まずは今日の最初の目的地である「フォロ・ロマーノ」近くのカフェで再び朝ごはん。

クッキーとコーヒーの軽食を食べたけれど、これからたくさん歩きまくるのでサンドイッチとカプチーノ!


ここで、イタリアのカフェで早速面白い発見!

ローカルの人は、カフェのカウンターショーケースでエスプレッソを注文し、その場で立ったままコーヒーを飲んでいました。
時にはお店の人と会話しながら、クロワッサン食べたり、飲み(食べ)終ったら、颯爽と立ち退いている様子でした。


朝カフェで、コーヒー立ち飲みがイタリアスタイルなのかなぁ〜!?


カフェの隣にあった、イタリアのコンビニのような「Tabacchi(タバッキ)」でローマパスを購入して「フォロ・ロマーノ」へ。

Foro Romano(フォロ・ロマーノ)

フォロ・ロマーノの北側入り口のチケットカウンターは、開園して15分ぐらいでしたがすでに行列ができていました。

ローマパスを買うのにも行列を並ばないといけないので、先ほどのタバッキで買っといて良かったです。ローマパスを係員に提示して、すんなりと中へ。

フォロ・ロマーノの遺跡

古代ローマの中心地であった「フォロ・ロマーノ」

「フォロ・ロマーノ=ローマ市民の広場」という意味で、政治・宗教の中心として栄えた場所です。

紀元前6世紀頃からローマ帝国がテトラルキアを採用する293年にかけて、国家の政治・経済の中心地であったが、ローマ帝国が東西に分裂し、首都機能がラヴェンナに移されると異民族の略奪に曝されるようになり、西ローマ帝国滅亡後は打ち捨てられ、土砂の下に埋もれてしまった。フォロ・ロマーノの発掘は、19世紀から本格的に行われるようになったが、帝政時代初期までに開発が繰り返されており、遺構も様々な時代のものが混在しているので、発掘調査は難しい。現在の遺跡は、大部分が帝政時代以降のものである。-Wikipedia

つい100年前までは、土砂の下に埋もれていた事にこれまた驚きです。


東西約300m、南北約100mに渡って存在する、古代ローマの遺跡。

「サトゥルヌスの神殿」古代ローマの最も神聖な場所と言われていて、紀元前5世紀に建てられました。神殿の入口部分だった8本の円柱が、綺麗に残っています。(そのうち1本は改修中でした)

①左上:「アントニヌスとファウスティーナの神殿」:141年に建設された神殿。ほぼ完全な姿で残っています!

②右上:円形の建物が特徴的な「ロムルスの神殿」

③左下:「フォカスの記念柱」と3つのアーチを持つ「セヴェルスの凱旋門」

④右下:「カストルとポルックスの神殿」(3本柱)、その向かいに「ヴェスタの神殿」



セヴェルスの凱旋門は近くで見ると細密な彫刻装飾が見事です!



巫女たちの住居であった「ヴェスタの巫女の家」その中庭に巫女たちの像が並んでいます。

手前の1つの像以外は、首が切り落とされています。



2000年もの時間が経過したのが嘘のように遺跡が残っています。


歴史を語る建造物に囲まれると、古代ローマいかに偉大だったのか感じられます。


本当にたくさんの大小様々な遺跡群が広範囲に散りばめられていおり、どれもじっくり観察していたら2〜3時間はあっという間に過ぎていき、かなりの体力も要します。

目の前の大きな建築物は「マクセンティウスのバジリカ」

実際に目の当たりにするローマの古代遺跡に、大感動の朝でした。

Monte Palatino(パラティーノの丘)

フォロ・ロマーノから階段を登っていくとパラティーノ丘へ。どかまでがフェロ・ロマーノでどこからが丘なのかはっきりとした境界がないのですが、階段登ってぶらぶら歩いていると辿りつきました。

丘から眺めるフォロ・ロマーノ

丘へと続く階段から振り返って、フォロ・ロマーノ。

「ここからローマの歴史が始まったんだなぁ〜」と思いを馳せながら眺めていると、

過去にタイムスリップしてきたような感覚になります。

遠くにコロッセオも見えました。

パラティーノの丘はフォロ・ロマーノの南に位置する、ローマ建国の聖地とされており、ローマの共和政期の高級住宅地で、歴代の皇帝たちが宮殿を立てた場所です。

ローマにある7つの丘で最も古い歴史を持つ丘といわれています。


とにかく広ーいパラティーノの丘。何が見所で、どこに何があるのか前知識なしに自由に彷徨ってきました。


木々や草花が生い茂っており公園のような場所かと思っていたら、ここでも大きな遺跡が数多く残っていました。

パラティーノの丘の遺跡

パラティーノの丘の中央部分を占めているのが、「Domus Flavia(ドムス・フラヴィア)」と呼ばれる、ドミティアヌス帝(ローマ帝国の第11代皇帝)が建てた大宮殿のうち公邸にあたる部分です。

Domus Flavia(ドムス・フラヴィア)


フォロ・ロマーノからやってくると、パラティーノの丘には目立つ建造物はなく廃墟のよう。

静寂で、どことなく物悲しい雰囲気が感じられました。

迷路のような広大な敷地には、その当時の邸宅の柱や石造りが遺跡として点在しており、今は壁の一部しか残っておりませんが、当時の邸宅の規模の大きさを感じる事が出来ました。

「パラッツォ・フラヴィオ」帝政ローマ期の宮殿跡。手前は楕円噴水の跡。


①④右下&左上:「Domus Flavia(ドムス・フラヴィア)」の一部。

②右上:パラティーノの丘から見た景色

③左下:「Stadio(スタディオ)」かつて競技場として使われていました。

Stadio(スタディオ)パノラマ

現在は芝生の広場という感じですが、周囲に並べられた岩がその名残を伝えてくれます。

左側は皇帝の観客席だったようです。サッカーフィールドをイメージさせる遺跡で、ここでどんな競技が行われていたのか想像が掻き立てられます。

現代に付け足されたであろう、中央にある家は何なのか?謎です。

パラティーノの丘でのオススメ

遠くに見える建物はパラティーノ博物館

パラティーノの丘でのオススメは、やっぱり丘からの見晴らし&散歩

フォロ・ロマーノとは違って緑が多く、のんびりとピクニック気分で散歩するには最適な場所でした!

10月だというのに日差しが強く、その中を長距離を歩いて回るのは大変でしたが、木陰や所々に給水所もあり助かりました。

真夏は絶対に暑すぎて歩けなさそう・・です。

パラティーノの丘で見かけた、これまた大きな松の木



パラティーノの丘からの、フォロ・ロマーノやローマ市街地の眺望は最高!

当時のローマの皇帝や貴族もここからの景色を見ながら生活していたんですね〜

遺跡や歴史が好きな私は色んな事を想像しながら、まるで空想の世界を歩いているような感じでした!

コロッセオへ向かうために、パラティーノ丘から再びフォロ・ロマーノの方へ戻ります。

フォロ・ロマーノの出入り口付近にある「ティトゥス帝の凱旋門」

ローマに現存する最古の凱旋門のようです。

お次は、フォロ・ロマーノのお隣の「コッロセオ」へ!

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