ローマで休日③ 巨大なテルマエロマエの世界「カラカラ浴場」散策

イタリア・ローマの旅 2日目 つづき

遅めのランチを食べて向かった先は、古代ローマの浴場遺跡「カラカラ浴場」

ローマに残るピラミッド

カラカラ浴場へ向かう途中、サン・パオロ広場で見かけたピラミッド。

イタリアなのにエジプトのピラミッド?なんとも不思議でした。

Piramide di Caio Cestio or Piramide Cestia(ガイウス・ケスティウスのピラミッド)でローマに残る最後のピラミッドのようです。




そしてカラカラ浴場の最寄りのトラムの駅から歩いてカラカラ浴場へ向かいます。

この辺りは中心部から少し離れているので、静かで穏やかな雰囲気。

パラティーノの丘でも見た大きな松の木(正式名称は「イタリア笠松」)が歩道に沿って並んでいます。

ひょろっとした笠松は、ローマのシンボルとも言われており、空高く綺麗にまっすぐ上を向いて生えているのが特徴。

ローマの街中や公園、郊外などにたくさん育っており、ローマ滞在中は至る所でよく見かけました。

Thermae Caracallae(カラカラ浴場)

カラカラ浴場は、第22代皇帝カラカラがローマ市民の憩いの場として212〜216年にかけて建造された複合施設です。

カラカラ浴場(カラカラよくじょう、ラテン語: Thermae Caracallae,イタリア語: Terme di Caracalla)は、セプティミウス・セウェルス帝の計画を引き継ぎ、ローマ帝国第22代皇帝カラカラがローマ市街の南端付近に造営したローマ浴場。当時はアントニヌス浴場(ラテン語: Thermae Antoninianae)とも呼ばれていた。日本語訳でカラカッラ浴場と表記されることもある。

wikipediaより

テルマエロマエの世界

敷地面積の広さに建造物の高さが壮大すぎて、これが昔は浴場だったなんて思えないほどでした。

約1800年も前に、こんな施設を作り上げるなんて、やはりローマ建築はすごいー!

離れた場所から見ても巨大な遺跡で、素晴らしさに圧倒されてしまいます。

複合施設の中には図書館、劇場、礼拝堂、プールなどもあったようです。


これは、まさに現代の何でも揃う立派な「スパリゾート」

カラカラ浴場とスパリゾート、大きな違いがあるようで実は同類。今も昔も、実はあんまり変わらないかなぁ〜と思えたりします。

昔の大浴場であったであろう場所を眺めていたら、

温泉いって湯船に浸かってリラックスしたい〜

そんな思いが湧いてきました。

昔のボードゲームだったようです↓

1600人も収容したというなんとも大きな公衆浴場。遠い昔に思いを馳せながら見学していると、まさに映画「テルマエロマエ」の世界が蘇ってきます。

この映画は私が今まで映画館で見た中で、1番に笑った映画でした。久々に見返したくなってきました。

モザイク画

当時のまま残っているモザイク画。


こんなにはっきりと鮮やかに残っているなんて、なんとも不思議。


カラカラ浴場、昔はこんな感じだったんですね↓

そしてカラカラ浴場の前の広場を散策。

カラカラ遺跡を眺めながら散歩

夕方16時を過ぎて閉館間際の頃は、観光客や見学者も居なくなっていきます。

芝生も広がりベンチもあり、遺跡を真正面に眺めながらゆったり休憩。

のんびりと静かな時間。自分だけの空間で散歩を楽しむことができました。

カラカラ浴場では、夏季限定で野外オペラが開催されているそうです。

世界遺産のカラカラ遺跡をバックにオペラって、さぞ幻想的で素晴らしいでしょうね。

お気に入りスポット認定

カラカラ浴場について知ったのは、ローマに来ると決めた後。

それまでは、こんなに大きな古代浴場遺跡が、ローマに残っているとは知りませんでした。

ローマ観光と言えば、ダントツで人気の「コロッセオ」それに比べたら、「カラカラ浴場」はマイナーな場所。

実際に訪れてみると「カラカラ浴場」は、中心部から離れている分とても静かで居心地が良い。心行くまで遺跡を眺める事ができ、ここに来れて本当に良かった〜と思いました。

遺跡の上のかもめ



私のお気に入りのスポットになりました。ローマに訪れる事があればまた絶対に行きたいです。

遺跡が好きな人には、本当に心地がよい場所だと思います^^

想像以上の壮大な遺跡で、観光客で混雑していることもないので、隅々まで好きなだけ遺跡散策をすることが可能です。

ローマ観光の穴場スポットとして「カラカラ浴場」はオススメです!

ローマ観光2日目のルート『フォロ・ロマーノ→パラティーノの丘→コロッセオ→カラカラ浴場』

遺跡&歴史好きな私には、格好の散策ルートでした!

値段だけ満足のレストラン

気づいたら閉園時間ギリギリまでいたカラカラ浴場を後にしてディナーへ。

ネットで「安い、美味しい」というキーワードで見つけたお店「Carlomenta」

観光客の間では、破格のイタリアンレストランで有名店。

いや〜、残念ながら私たちにとっては本当に「ただ安い」だけのレストランでした。

ラザニアやペンネはちょっと残念な味で、自分たちでお家で作るラザニアの方が圧倒的に美味しいと感じてしまいました。

セカンドメインのお肉と最後のデザートも、美味しくなく、不味くもないというお味。(観光メニューを選択したからなのかもしれません)

私もパートナーも口には出しませんが表情で分かるお互いの思い。美味しいの食べ過ぎて舌が肥えたとかでもないですがね(^^;)

大勢の客でテーブルは埋まっていましたが、料理が遅いとかサービスが悪いとかはなかったです。下町にあるレストランの様な感じで、活気がある賑やかな雰囲気は好きでした!


レストランでは最後まで残さず味わい、旅の出来事を楽しく会話しながら食事をしてきましたが、会計を済ませてレストランを出るやいなや・・・

レストランで1番美味しかったのは、ビール
ラザニアは間違いなく冷食
値段は安いので、あんまり食や味にこだわらないオランダ人にはもってこいな場所
過去に確実にインスタントミーゴレンを出してきた、バリ島のボッタクリ食堂よりは許される
など・・・帰り道は辛口評価の私たちでした(^^;)

口コミでは高評価の意見もあるので、評価はきっと人それぞれ。もしかしたら、ピザやパスタなど注文するメニューによっては美味しい料理もあるのかもしれません。

ローマ2日目の衝撃

便器がないトイレ。

ぱっと見、なんか変だぞと思ったら・・・ない!!

何がないのか、分かりますか??

今日訪れたピザサンドイッチのお店、レストランにもありませんでした。

イタリア旅行での心得

有るのが当たり前ではなく、逆にあったらラッキー。

衝撃的ですが、前向きに考えよう

コロッセオの夜景


そしてコロッセオの夜景を見て帰宅しました。

夜の姿は静かに聳える感じで神秘的。月も綺麗に輝いていました!

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