イタリア・ローマの旅 3日目 つづき
パンテオンを見学してジェラートを食べた後は、ローマの街を散策しながら「スペイン広場」を目指します!
街歩き

パンテオンの近くの路地裏は、細い道が入り組んでいます。方向音痴の人は思いっきり迷子を楽しめる空間です〜
トラムやバスなどの公共交通機関を利用しても良いけれど、やっぱり街歩きが楽しい!
ローマのオベリクス
そしてローマの街を歩いているとよく見かけるのが、これ↓

↑上記の写真は強烈な噴水が印象的な、パンテオン前の広場にあるオベリスクです。
現在世界には、30本のオベリスクが存在しており、そのうちの13本がなんとローマに立っているそうです。
散策中に見かけたオベリスク
Palazzo Montecitorio(モンテチトーリオ宮殿)前のオベリスク↓

こちらもオベリスクかと思ったら、Piazza Colonna(コロンナ広場)にある Colonna di Marco Aurelio(マルクス・アウレリウスの記念柱)でした↓

これも遠くから見たらオベリスクに見えましたが、”Column of the Immaculate Conception(無原罪懐胎の柱 )” という名のモニュメントでした↓

スペイン広場のスペイン大使館前にあります。
探しているわけではないけれど、ローマの松の木と同じで、街を歩いていると色んな所でオベリスクも見かけました。
Piazza di Spagna(スペイン広場)

スペイン広場と言えば、映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンがジェラートを食べるシーンで有名な「スペイン階段」
フランチェスコ・ディ・サンクティスにより設計され1725年に完成。
この階段はフランスの寄付によるものですが、広場の南側にスペイン大使館があったので「スペイン階段」と名づけられたそうです。
階段の前にあるのは「Fontana della Barcaccia(バルカッチャの噴水)」

パンテオン→スペイン広場まで、ぶらぶら歩いて30分ぐらい。階段に座って、ポストカードを書きながら、しばらく休憩。

ウェディング写真の撮影をしている、日本人のカップルもいました。

137段の階段上には、左右対称に立つ2つの鐘楼が象徴的な「Trinità dei Monti(トリニタ・デイ・モンティ教会)」が立っています。

中は無料で見学可能でした。
そして教会の前には、古代エジプトのオベリスクもそびえ立っています!

スペイン階段を登りきると、展望台からはスペイン広場の全体と遠くにローマの街を見渡すことができます。

スペイン広場で行き交うものすごい数の人が見えます。
バラのおじさん現る
ここで景色を眺めていた時に、やってきたのがバラのおじさん。
少し花びらが萎れたバラの花を持っており、無理やりバラを1本私の手に握らせてきました。バラの花を親指と人差し指の僅かな間を狙って、滑り込ませて掴ませるような見事な新技でした。
「特別な旅行の一時にバラのプレゼント!無料だよ〜!写真撮ってあげるよ〜」と言ってきましたが、かなり怪しい!
このバラのおじさんは手ごわくて3回ぐらい「バラは要らない」と言って、ようやく突き返したバラの花を持って立ち去ってくれました。貰ったお花をつきかえすなんて、生まれて初めてだったなぁ。
そして遅めのランチをとり、スペイン広場近くの「ポポロ広場」へ、てくてく歩いて向かいました。

お店がある大通りも楽しいけれど、ひっそりと狭い路地もなかなか味わいがあります。花や緑をベランダに飾っているのをよく目にしました。
Piazza del Popolo(ポポロ広場)
「ポポロ広場」に到着!

ここにもありました!本日4本目のオベリスク↑
よーく見ると先端に鳥が止まっています。
このオベリクスもよーく見たら、エジプトの象形文字が印されています。

昨日もエジプトのピラミッドを見かけたので、意外とイタリアとエジプトの間には深い歴史があることを感じさせます。
塀の上にもエジプトを感じさせるスフィンクスの像が並んでいました。

この広場でも、しばらく座って休憩。
10月ですが、オランダの夏のように日差しが強いので、街歩きをするにはこまめに水分補給&休憩が必要です。


ポポロとは「市民」という意味。
その名の通り観光客&市民の憩いの場となっています。
写真撮影をしている観光客や、待ち合わせをしている人や、ベンチや噴水に腰掛けて休憩したりと皆んなそれぞれ思いのままに時間を過ごしており、広場はのどかな雰囲気でした。

そう言えば、この広場には「双子教会」があるはずだけどと思って探してみたら・・・右側の教会は修復中でした↑
ぱっと見は、Samsungのショップかと思いました。
広場の中心から周囲を見渡していたら、高台を発見!

眺め良さそう〜!
体力限界だけど、もう少し頑張ってあの高台へ行こう〜と上を目指して歩き出しました。
ピンチョの丘
階段を登ってたどり着いたのが、ボルゲーゼ公園内の「ピンチョの丘」
ポポロ広場が眼下によく見えます。

のんびりボルゲーゼ公園を散歩したり、木陰で休憩するにも良い場所でした。

丘から再びポポロ広場に戻ってきて、最後にヴェネチア広場へ。
Piazza Venezia(ヴェネチア広場)
ヴェネチア広場は 、ポポロ広場から南に約1.8kmの道のりを、ただ一直線に歩いた先にあります。
この広場辺りは、車の交通量が非常に多いので、青信号でも道路を渡る時は車に注意です!

広場でひときわ目を引く白い大きな建物が「Altare della Patria(ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂)」ヴィットリオ・エマヌエーレ2世はイタリアを統一した初代国王です。
建物の中へも入れるようで多くの人が入場していましたが、訪れた際は日が暮れ始めてきて閉園間近でもだったので外観や景色を眺めるだけにしました。

「ヴェネツィア広場」と「ポポロ広場」を繋いでいる、頑張って歩いてきた一直線の通りも綺麗に見えます。
この通りは「Via del Corso(コルソ通り)」と言い、ショッピングストリートとして賑わっています。
ローマの夕暮れ
だんだん日が落ちて辺りが薄暗くなってきました。ローマの夕暮れがとても美しくて幻想的なことを発見しました!

空の色の変化がとても絶妙で、そして綺麗で見とれてしまいます。昨日とおとといはこの時間帯、この美しい夕暮れを見ずに何をしていたっけ?

記念堂から空を眺めていたら、もう閉園時間なので外へと係員に追い出されるように門を出て敷地外へ。
そしてAirbnbの宿へ戻ることにしました。
少し分かりにくいですが、日が暮れた後のライトが灯し出された「フォロ・ロマーノ」↓

「あれっ?こんな所に、フォロ・ロマーノ?」と思い地図を見たら、
ヴェネチア広場と昨日行ったフォロ・ロマーノやコロッセオは近い距離にあるんです。
というか隣同士に位置しています。

少しづつ暗闇に沈むローマの街。

昼間の青空が晴れ渡る空や、真っ暗でライトアップが生える夜も良いですが、夕暮れも美しい。
街の明かりが灯りだす頃の散策もオススメです。
そしてAirbnbの宿へ戻ると、隣の部屋には韓国人のカップルがチェックインしてきていました。
眠れない夜と、ローマの旅4日目へとつづく。
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