バルセロナ旅行3日目 つづき
バルセロナを訪れたら絶対に訪れたいのが、バルセロナの象徴である「Sagrada Família(サグラダファミリア)」街中にそびえたつ大聖堂はとても堂々とした姿で圧倒的な存在感です。
今まで幾度と本やネットで見てきた姿を、バルセロナで自分の目で見てきました。
巨大な大聖堂 Sagrada Família/サグラダファミリア

撮影スポットの公園から
バルセロナ旅行2日目の朝グエル公園やカサ・ミラからも見えたサグラダファミリアですが、実際に目の前にすると荘厳たる姿に思わず見入ってしまいます。
サグラダファミリアの周辺には常に人や車が行き交い、まるでお祭り状態!スムーズに入場する為にも、事前予約はマストです。
Sagrada Família/サグラダファミリアの歴史
建築家アントニ・ガウディが生涯をかけて設計・建築に取り組んだ建築物で、1882年に建設が始まり、着工から未だ建築中の未完成の巨大教会です。サグラダ・ファミリアは直訳すると聖家族贖罪教会といい、日本では一般的に聖家族教会と呼ばれています。
完成時の大きさは長さ90メートル、幅60メートル、高さ170メートルで、一部鉄筋コンクリートを使っていますが、ほとんどは石造りになっています。贖罪教会の為、工事費は寄付によってまかなっています。
2000年以降は、スペインで最も観光客を集めるモニュメントになるとともに、2005年に世界遺産に登録されました。
2010年には祭壇のあるメイン部分が完成したため、ローマ法王を招いてミサが行われバシリカ認定されました。
完成までに300年はかかるだろうと言われていましたが、2026年には完成予定のようです。
サグラダファミリアの美しい外観と見所
サグラダファミリアには見所が盛りだくさん。どこから眺めても素晴らしい彫刻に見とれてしまいます。
生誕の門
東側にあたる「生誕の門(生誕のファサード)」では、キリストの誕生から初めての説教を行うまでの逸話が彫刻によって表現されています。救世主であるイエスの誕生を祝福しており、イエスの幼少期に関する福音をもとに作られています。
ガウディが生きている間にほぼ完成の形となった唯一のファサードです。

左足は復元されて新しい!
生誕の門の彫刻や門扉には日本人彫刻家、外尾悦郎氏の作品も多く残されています。
どの彫刻もとても細くて見とれてしまいます。
3つの門によって構成され、左門が父ヨセフ、中央門がイエス、右門が母マリアを象徴しています。
受難の門
西側にあたる「受難の門(受難のファサード)」はキリストが十字架にかけられた苦しみや悲しみを表現しています。
受難の門にある彫刻は見ても分かるように直線的なのが特徴です。生誕の門やサグラダ・ファミリア内部の生き生きとした彫刻と違い、装飾を可能な限り排除した直線的で異質な造形によりその苦しみや悲しみを表現しています。ガウディ没後に彫刻家ジョゼップ・マリア・スビラックスが作成しました。
縦、横、斜めを足し算すると全て「33」になります。「33」は、イエス・キリストが無くなった年齢だそうです!
表現や趣の全く違う2つの門には、様々な趣向が凝らされています!ぜひじっくり鑑賞してみて下さい。
神秘的な空間 サグラダファミリアの内部
この場の空気感、言葉ではうまく表現できませんが、とても神秘的です。
虹色のステンドグラス。建物内も虹色に染まり、美しい世界です。
工事中なので、教会内部にも工事の音が結構鳴り響いていました。パートナーは8年前に1度サグラダファミリアに訪れたことがあるそうです。8年前は内部はまだまだ未完成でステンドグラスもなかったそうです。
外観も見ごたえありますが、教会内部も魅力的で別世界を彷徨っているかのような感覚です。

日の丸に見える?
サグラダファミリア内で見かけた掲示板のデザインですが、思わずサグラダファミリアと日本とがコラボした展示が行われているのか?と思ったほどでした。
エレベーターで塔に登ろう!
生誕の門と受難の門とそれぞれに約100メートルの4本の塔がある構造になっています。どちらの門もエレベーターがついてあり、エレベーターで塔の上まで登ることができます。
私は今回は生誕の門に登ってきました。エレベーターで一気に上まで登ります。
最初は曇り空でしたが、塔に登った時には晴れて青空が広がっていました!
塔からバルセロナ市内の景色を一望。
遠くに見える水色の円筒のビルは、バルセロナの水道局のオフィスビル「トラ・アグバル」
塔からはバルセロナの景色が見渡せるだけでなく、下からではよく見えないサグラダファミリア上部にある彫刻や果物のオブジェなどを間近に見ることが出来ます!
荘厳さを感じさせつつ、所々に遊び心を感じさせるような可愛らしいデザインも施されています。
食べたら美味しそうなキャンディーに見えてきます。
塔かららの景色を鑑賞した後は、巻貝をイメージした塔内の螺旋階段で下まで降りていきます。
螺旋階段は約400段と少し長いので、足元に気をつけて〜!渦巻きを見ていたら目が回りそうです。
さいごに

よく見ると星がちらほら。細かい装飾が可愛い!
実際に行ってみると、パッと見は立派で完成しているようにも見えますが、まだまだ建設中。
思っていた以上にクレーンもたくさんありバリバリ動いているし、中にも外にも働いている人もたくさんいるし、工事の音、現場の声も聞こえます。まさにビルの建設現場の中。その中を観光しているって不思議な感じでした。
死ぬまでに1度は実際にこの目で見たいと思っていたサグラダファミリア。想像以上にすごかったので、1度と言わず2度3度とこれからも訪れたい場所です。
細かいところを見れば見るほど、色んな発見があって面白いサグラダファミリア。サグラダファミリアに限らず、ガウディ作品全てがそうだと感じました。
2026年には完成予定のようです。多くの人が10年後の完成時を楽しみにしていることでしょう!
記念にいかが?ミニ・サグラダファミリア
出口にはお土産ショップもあり、そこではサグラダファミリアに来た記念にと、ついつい買いたくなるお土産がいっぱいです!
ポストカードになっている紙で作るミニ・サグラダファミリアに挑戦!かなり小さいので、細かい作業が得意な方にオススメ〜
サグラダファミリア基本情報
サグラダファミリア公式HP→http://www.sagradafamilia.org/
住所 C. Mallorca 401, Barcelona
営業時間 9~20時(3、10月は~19時、11~2月は~18時)
12月25、26日、1月1、6日は~14時
アクセス 地下鉄2・,5号線 サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)駅からすぐ
コメント
Hiromooi さん、初めまして!
バルセロナ在住のティエリーです。
私は、カタルーニャの観光ガイドで、インターネットで観光客のブログ等をよく探します。
バルセロナ観光ブログを楽しく読みました。
ブログの写真が大きくて、とてもきれいです。
バルセロナ旅行を気に入って、私も嬉しく思います。
Hiromooi さんが書いたとおりに「サグラダファミリアは、言葉ではうまく表現できません」!本当です。。。
たしかに、造られている建物を見学できるのが、不思議かもしれません。それも、サグラダファミリアの一つの魅力です!
それでは、また、是非、カタルーニャに遊びに来て下さい。
ありがとうございました。
ティエリーさん、初めまして。
コメントありがとうございます。
バルセロナ大好きな街で、また遊びに行きたいです!
次回またバルセロナを訪れる時は、前回は見れなかったカサ・バトリョなどを巡りたいと思います!まだまだ先ですが、完成したサグラダファミリアも楽しみです♪
ガイドをされているんですね。私もバルセロナやカタルーニャの良さが多くの人に伝わると良いなと思います!