2018年 春
オランダの蒸気機関の旅へ行ってきました!
ホールンとメーデムブリクを結ぶ蒸気機関車
蒸気機関車はオランダのHoorn(ホールン)とMedemblik(メーデムブリク)を結んでいます。ホールンはアムステルダムから北に行った所にある港町です。
Hoorn(ホールン)とMedemblik(メーデムブリク)を結ぶオランダの蒸気機関車は1926年に開通。
毎年3月下旬から、夏場のシーズンとクリスマスシーズンに運行されています。

春には車窓から一面に広がるチューリップ畑を見ることができるので有名です。
蒸気機関車を楽しむルート
そして蒸気機関車を楽しむルートには3種類あります。
- ぐるっと時計回り
①蒸気機関車でホールン→メーデムブリクへ
②ボートでメーデムブリク→Enkhuizen(エンクハイゼン)
③国鉄NSでエンクハイゼンから移動する。 - ぐるっと半時計回り
①国鉄NSでエンクハイゼンへ行く
②ボートでエンクハイゼン→メーデムブリクへ
③蒸気機関車でメーデムブリク→ホールンに戻ってくる。 - 蒸気機関車で往復
蒸気機関車でHoorn(ホールン)↔︎Medemblik(メーデムブリク)を往復する。
歴史の三角形

Hoorn(ホールン)、Medemblik(メーデムブリク)、Enkhuizen(エンクハウゼン)の3つの町は、かつての東インド会社の主要な拠点地。
この3つのルートを称して「Historische Driehoek/歴史の三角形」と言います。
詳しくはMuseum Stoomtramの公式HPへ
蒸気機関車の旅
ボートにも乗ってみたかったけれど、今回はホールンとメーデンブリックを蒸気機関車で往復するルートをチョイスしました。
蒸気機関車に乗ってホールン駅を出発

↑こちらがホールンにある蒸気機関車の駅。オランダ国鉄(NS)のホールン駅の隣に位置しています。
蒸気機関車は、オランダ語で「stoomtram」と言います。
ずっと乗ってみたかった蒸気機関車。とても楽しみです。

乗車券は当日窓口でも購入できるようですが、事前にネットで購入していた方が確実です。
また蒸気機関車&ボートの料金は通常なら大人1人€21.50ですが、なんとミュージアムカード保持者はたったの€2で利用できます!
蒸気機関車の車内は木造のレトロな雰囲気が感じられます。乗車客も年配のカップルやグループ、観光客や家族連れが目立ちます。
そして10時40分にホールンから約20kmのメーデムブリクに向けて出発しました。
1時間20分の、蒸気機関車の旅のスタートです!
Wognum駅で途中下車
スタートしてホールンの住宅地を通り抜けていきますが、信号待ちの人や、沿線に並ぶ家屋や散歩道からは多くの人が蒸気機関車を見送って手を振っているのが見えました^^
そして蒸気機関車が出発し走ること約20分、最初の途中下車の駅「Wognum」に到着しました。
パートナー曰く、この距離なら自転車の方がもっと早く着くらしい。自転車よりもゆっくり安全に進むミニSLです。

こちらの駅で15分ほどのトイレ休憩&見学。

皆んな機関車からぞろぞろと降りてきています。
駅舎前には竹馬や鉄の輪を転がすような昔のおもちゃがあり懐かしみながら遊ぶ人が多数いました。昔の様子が再現された駅舎の中も見学可能です。
駅のホームには綺麗なチューリップが咲いていました。

車窓からの眺め

電車の旅の楽しみといえば車窓からの眺め。蒸気機関車の走るルートも、他の地域でも見る平凡なオランダの風景が広がっていました。
広々とした牧場に数え切れないほどの牛たちに、気持ち良さそうに駆け回っている馬の親子。

そしてこの時期の1番の見所と言えば・・・車窓から見えるチューリップ畑
綺麗な赤いチューリップが咲いていました。蒸気機関車が通るとチューリップの生産者たちも機関車に向かって手を振ってくれました。

今季のチューリップは少し遅咲きだったようですが、綺麗なチューリップ畑が所々に広がっているのを見かけました。

緑の草原に赤や黄色の色が鮮やかに浮かびあがり、そこだけカーペットを敷いているよう。

この日は蒸気機関車の旅にふさわしい、最高に晴れた日でした!

青空と芝生がのコントラストが美しい〜!眺めるだけで爽快な気分になり、本当に気持ちが良いです。オランダらしい平坦の地が続きますが、車窓からの眺めも飽きません。

出発してから中盤に入ると蒸気機関車が右に大きくカーブするので、そこで先頭の機関車も見ることができます。シャッターチャンスです!

途中でミニSLを形どった植木もありました。

途中で、Twiskという駅を通ります。

蒸気機関車の駅がある「Opperdoes」と呼ばれる辺りは、オランダ主作物のジャガイモの生産が盛んのようで、この地特有の品種もあるようです。

この大きな風車が見えてきたら終点のメーデムブリクです。

風車の向こう側には、IJsselmeer (アイセル湖)。水面は蒸気機関車より上に位置しています。オランダ特有の水面より低い土地の様子がここでよくうかがえます。
メーデムブリクに到着

終着駅のメーデムブリクに12時頃到着しました。
乗客が降車した後は、蒸気機関車は列車から切り離されます。乗客のほとんどの人が蒸気機関車が見れる前方に向かい、切り離された蒸気機関車の前で皆んな記念撮影をしていました。

次のページは、メーデムブリクの町散策と、蒸気機関車に関する博物館に関してです。
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