オランダ・アムステルダムの美術館といえば国立美術館と並んで有名なのがファン・ゴッホ美術館。いつも大勢の観光客が訪れるオランダを代表する美術館です。
いつもチケットカウンターは長蛇の列ができていますので、ゴッホ美術館に訪れる際は、事前にオンラインでチケットを予約しておく事をオススメします。
これからファン・ゴッホ美術館へ訪れる方のためにチケット予約方法から、美術館内の情報をまとめました。
ファン・ゴッホ美術館 チケット予約方法
上のリンクのチケットを購入するをクリックして購入ページに進みます。
購入ページは英語ですが、4つのステップで簡単に購入する事ができます。
①美術館を訪れる日時を選択します。(4ヶ月先まで予約できます。)
②18歳以上は Adult を選択 or18歳以下は Visitors aged under 18を選択し
チケットの予約枚数を選択します。

また、このページでオーディオガイドの予約をする事ができます。
③名前、メールアドレス、国籍を選択します。
④決済に進みます。AMEX、Master、VISAのクレジットカードが使えます。
オンラインで来館日と時間指定のケットをご購入いただきますと入館時の待ち時間を短縮できます。
予約時間は9〜16時(冬場は15時)まで、1時間おきの予約枠を指定できるようになっています。30分以上遅刻すると入館できないので注意が必要です。
予約確定後はメールでチケットが送られてくるので、プリントアウトしたチケットかスマホの画面を、予約当日にチケットカウンターに提示して下さい。
ファン・ゴッホ美術館
ファン・ゴッホ美術館は、1973年に設立された世界最大のゴッホコレクションを有する美術館です。
日本でも有名ですし、今では彼の名前を知らない人はいないほど。ゴッホは不遇の人生を送った偉大な画家として広く知られており、彼の作品を一目見にファン・ゴッホ美術館には世界中から大勢の観光客が訪れます。

ミュージアムカードや「I am sterdam Card」「Holland Pass」といった各種割引カードを持っていても、一度チケットカウンターの列に並び入館チケットをもらわないといけません。
チケット購入後はエントランスで係員にチケットを見せ、エスカレーターで地下に降りていきます。リュックやコートを持っていればクラークに預ける必要があります。
Vincent Willem van Gogh(フィンセント・ファン・ゴッホ)
1853年オランダ南部のZundert(ズンデルト)で生まれました。27歳の時に画家としてスタートし37歳で死ぬまでの10年間絵を描き続けた画家です。それまでも職を転々とすしており、画家となってからは弟のテオからの仕送りで生計を立てていました。ゴッホの人生は挫折と苦悩の繰り返しで、生前に売れた絵はたった1枚「赤い葡萄畑」だったと言われています。
ゴッホの画家人生はたったの10年ですが1890年に亡くなるまで多くの作品を残しています。生前には評価されず、没後に作品が高く評価されたのが残念ですね。
ファン・ゴッホ美術館内
美術館内は綺麗で広くきちんと整理されており鑑賞しやすい造りになっています。

館内にはミュージアムカフェやショップの他にファン・ゴッホに関する書籍を取り扱う本屋も併設されております。館内での美術作品のカメラやビデオでの撮影は禁止されています。
1階…19世紀絵画部門 印象派をはじめとして、ゴッホ以前の19世紀のヨーロッパ絵画が集められている。
2階…ゴッホの絵の常設展示 階段を上った正面から右回りに観ていくと、年代順に並んでいる。
オランダ時代の暗い絵。『馬鈴薯を食べる人々』
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パリ時代印象派に影響されて、みるみる明るい絵になっていきます。鋭い目の自画像、黄色の静物画など。点描の柔らかな雰囲気の絵もあって興味深い。
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アルル時代。よりいっそう鮮やかな色になり、『寝室』『ひまわり』『麦畑』ゴッホ自身にとっても会心の作品が並んでいます。
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サン・レミの精神病院にいた頃の作品。うねるような線になってきます『糸杉』
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オーヴェル・シュル・オワーズが最後の時期である。『カラスのいる麦畑』など不安感を表すような作品があります。
3階…スケッチや版画の展示 ゴッホと弟のテオが集めていた浮世絵が展示されていることが多い。2階には並べきれなかったゴッホの習作もギッシリ展示されています。またゴッホが家族や友人とやり取りした手紙や、ゴッホの友人だったゴーギャンの作品や、ゴッホが影響を与えた画家の作品なども展示されています。
4階…ゴッホ以降の19世紀絵画部門
オランダ時代、パリ時代、アルル時代、サン・レミ時代、そして最期のオーヴェール・シュル・オワーズ時代。
時代を並べてみるととても長い期間のように思えますが、10年(1880年から1890年)しかありません。
これらの絵は殆どゴッホの遺族が保管していたもので、1962年にファン・ゴッホ財団が遺族から買取り、このゴッホ美術館に永久貸し出しすることで1973年に美術館としてオープンしたそうです。

ファン・ゴッホ美術館には油彩200点以上、素描約500点、書簡約750点が所蔵されています。ゴッホの作品の変遷と共に、過ごした境遇や思い重ねて鑑賞することができゴッホの人生を深く知ることができます。

私が美術館に訪れたのは夕方頃ですが、それでも大勢の観光客で館内は混雑していました。
ゴッホ美術館内のお土産ショップ
ミュージアムショップを少し覗いてみたら気になる物がたくさんありました。

こちらはゴッホの作品「じゃがいもを食べる人」にちなんだポテトチップス。

「花をつけたアーモンドの枝」の絵柄の様々なグッズ。青色の優しい雰囲気で、なにか1点この絵柄のアイテムが欲しくなってきます。お土産に喜ばれそうです。
オランダらしい自転車の後ろに取り付けるカバンやサドルカバーも売っていました。こんなにおしゃれなカバンやサドルカバーを持っていたら皆んなの注目の的になりそうです。アムステルダムで使っていたら一気に盗られてしまいそうですが・・・。
他にも「ひまわり」をモチーフにした派手なTシャツやカバン等もあります。ショップを見ているとファン・ゴッホの作品のグッズが欲しくなってきます。
前もって館内の様子をイメージできるのが良いですね。実際に美術館に行かずとも館内の作品を鑑賞できてしまいますが、やはり美術鑑賞は自分の目で実際に見るのが1番です。
Van Gogh Museum 基本情報
Van Gogh Museum 公式HPは→こちら(英語) →こちら(日本語)
住所:Paulus Potterstraat 7 1071 CX Amsterdam
開館時間: 全日9時〜17時、金曜日は22時まで
3月25日ー7月14日9時〜18時、金曜日は22時まで
7月15日ー9月4日9時〜19時、金曜日は22時まで
9月5日ー11月6日9時〜18時、金曜日は22時まで
料金: 大人:€17/子供(0−17歳):無料
館内で€5.00でオーディオガイドを借りることも可能です。
オーディオガイドは日本語、英語、オランダ語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、中国語(マンダリン)、ロシア語の10カ国語の中から選択できます。
アクセス:トラム No,2、3、5、12 Van Baerlestr.下車。No16、24 Museumplein下車。