オランダでの妊娠検診

去年オランダで第一子を出産しました。

妊婦検診の流れや日本との違いなどについて、オランダで出産予定の方の参考になればと思い書き留めておきたいと思います。

妊娠したかも?と思ったら

まずは市販の検査薬で検査。

検査薬が陽性となったら、助産院に連絡をします。

オランダ語で「Verloskunde(助産師)」「verloskundigenpraktijk(助産院)」

Huisarts(ホームドクター)に連絡をする場合もある様ですが、自分の希望に合った助産院を探します。

家から歩いて通える距離にある方が便利なので、近場の助産院を選びました。

助産院のホームページのフォームから登録すると、折り返し電話がかかってきました。生年月日や最終生理日の確認、初診日を決めました。オランダでは検査薬で陽性が出たらそこで妊娠確定となり、助産院で再度検査などはせずに話が進んでいきます。

検診から出産までのフォローは助産院がしてくれます。

初診日は8週頃。基本的にオランダの助産院での初診は8週以降になるようです。あまり早くに連絡しても8週までは診てくれません。初診までは何かと不安の日々です。

検診の流れ

8週:初診 第1回目エコー心拍確認

10週:検診2 第2回エコー・インタビュー(intake)自分自身・家族の病歴や予防接種の有無など、NIPTの説明など(NIPTは希望の場合11週以降に可能)

11週:病院で採血・NIPT検査→後日助産院からNIPT結果(TELにて)

12週:検診3 心音検査

15週:検診4 心音検査

19週:検診5 心音検査

20週:エコーセンターで20週スクリーニングエコー→希望者は技師に性別を教えてもらえます。

23週:検診6 心音検査

27週:検診7 心音検査

31週:検診8 心音検査・鉄分血液検査

32週:エコーセンターでエコー(主に胎盤の確認)

33週:検診9 心音検査

36週:検診10 エコー(主に胎児の成長&体位確認)。バースプランについて話し合い。

37週:検診11

38週:検診12 →血圧が上がり、胎児の成長が緩やかなためここから病院にかかることになる。病院で血液検査とNST

39週:病院で診察・検査→予定日まで待って産まれなかったら、誘発分娩することに。

39週:検診13 助産院での検診

40週:病院で診察→2日後に誘発分娩で入院する予約をする。

40週2日:出産

オランダでの検診の様子

検診では毎回体重と血圧を測りますが、体重計には靴を履いたままのって測っていました。お腹大きくなったら靴を脱いだり履いたりが大変だからとのこと。

体重は計りますが、厳しい体重管理は全くなし。体重に関しては特に何も指摘されず。別に何キロ増えようが、特に何も言われないそうです。内診も一切なし。

助産院によって多少異なりますが、妊娠24週までは、毎4週に1回のペースでの診察となります。(4週間もあけるのは長すぎるので、2週間に1回心音検査していました)その後は36週まで毎3週に1回。37週以降は毎週となります。

日本では妊婦検診の度にエコーをすると聞きますが、全妊娠期間で基本で5回程度。

私の場合は全5回(8週、10週、20週、32週、36週)でエコーをしました。(助産院で3回・エコーセンターで2回)

出産までのラスト2週間は病院にかかることになり、さらに病院でも2回エコーしました。

日本だと様々な検査があり、胎児や自分の状態を詳しく知れたり、妊娠出産に関する情報も教えてくれる印象ですが、ここでは自分から聞かない限りは必要最低限の事ぐらい。ですが些細な事でも何でも質問すればしっかりと答えてくれます。

予約時間に行って体重・血圧計って、診察では心音聞いて、助産師から調子はどうか等聞かれますが、特に問題もなく質問もなければ10分ぐらいで診察終わってしまいます。なのでなるべく積極的に気になることは話していました。

気になる事があったり、心音を確認したい時は、いつでも電話して聞いてね。と言って不安を解消してくれ、親切に対応してくれて有り難かったです。

日本の様な母子手帳はありませんが、毎回の診察や検査の結果、予約もオンラインから確認できるので便利でした。

初めての妊娠出産。海外・オランダでとなると色々心配もありましたが、何とか無事に産めました。

読んで下さりありがとうございました。

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