オランダのデン・ハーグにあるMauritshuis(マウリッツハイス王立美術館)に行ってきました。オランダを代表するとても有名な美術館の1つです。
Mauritshuis(マウリッツハイス王立美術館)
こちらの美術館の建物もオランダで最も美しい建物のひとつといわれております。オラニエ家のヨーハン・マウリッツ伯爵の私邸として17世紀に建造された建物を、美術館として利用しています。

正面の門をくぐり階段かエスカレーターで地下に降りていくと、美術館の入り口にたどり着きます。館内には荷物やコート等も無料で預けることができます。
それではマウリッツハイス美術館へレッツゴー!!
「真珠の耳飾りの少女」とご対面
こちらの美術館で有名な所蔵品といえば、ヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」またの別名「青いターバンの少女」「青いターバンを巻いた少女」とも呼ばれています。フェルメールの名前を知らない人でもこちらの絵画は誰もが見たことがあると思います。

「真珠の耳飾りの少女」の絵の周りだけこのような囲いが施されておりました。やはりこの美術館で一番注目の作品なので、多くの人がこちらの絵画の前でしばらく立ち止まって絵の中に吸い込まれるように鑑賞していました。
私が美術館に訪れたのは2月末のオフシーズンで平日のお昼前という点もあり、全く混雑していませんでした。

ラッキーなことに「真珠の耳飾りの少女」と2人きりになれる時間もたくさん取れ、贅沢な空間を思う存分に満喫することができました。
実際に絵画と正面で向き合った時は、きらっと光る真珠の耳飾りも魅力的ですが、白い肌や唇、輝く眼差しに引き込まれそうな感覚になります。
その他のフェルメールの作品
こちらのマウリッツハイス美術館には世界に30数点しかないフェルメールの作品のうち3点「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの眺望」「ディアナとニンフたち」を所蔵しております。
「デルフトの眺望」
「デルフトの眺望」はデン・ハーグからも近い都市デルフトを市の南端にあるスヒー川の対岸から眺めた作品となっています。中央にスヒーダム門、右にロッテルダム門が描かれています。

「ディアナとニンフたち」
ギリシア神話の女神アルテミスと同一視されるローマ神話の女神ディアナと、侍女である4人のニンフが描かれています。

フェルメール以外も見応えたっぷりの作品
またフェルメールと並び有名なのがレンブラント・ファン・レイン。バロック期を代表する画家の1人で、レンブラントの通称で広く知られています。大画面と光と影の明暗を明確にする技法を得意とした画家です。マウリッツハイスにも彼の作品が多数ありますが中でも注目なのが「デュルフ博士の解剖学講義」です。

1632年1月に行われた講義にて、アムステルダムの市長にも2度就任した教授のニコラス・ピーテルスゾーン・テュルプ博士が切開した腕から腱を摘み上げて筋肉組織を説明している場面であります。この絵画で博士の説明を聞く男性たちの中に医者はおらず、全員が街の名士であったそうです。
それぞれの人物の表情や一点に定まってない目線に注目すると独特で雰囲気の絵で面白いですね。
その他にもルーベンス、ファン・アイク、ヤン・ステーンなど17世紀のオランダ・フランドル絵画が多く収蔵されています。

美術館の建物は2階建て構造で、外観もですが内装も美しく充分に見応えたっぷりの美術館でどの作品も間近に鑑賞することができます。またこじんまりとした美術館でじっくり鑑賞しても1時間ぐらいだと思います。
デン・ハーグに訪れた際はぜひとも訪れていただきたいオススメの美術館です。
マウリッツハイス美術館 基本情報
マウリッツハイス美術館公式HP⇨公式HP(日本語) (2016年3月21日更新)
開館時間
月曜日 13 am – 6 pm /火曜日~日曜日 10 am – 6 pm/木曜日 10 am – 8 pm/祝日期間中は特別時間
入館料
大人 €14.00 /団体(15名以上) €12.50 /子供(18歳以下) 無料
所在地
マウリッツハイスPlein 29
2511 CS The Hague Netherlands
電話番号 +31 70 3023456
マウリッツハイスまでのアクセス
トラム:デンハーグ中央駅より10番、16番、17番でBuitenhofuで下車
徒歩:デン・ハーグ中央駅から歩いて15分程。
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