オランダの名物であり、オランダの食に欠かせないのがフライドポテト。
オランダではフライドポテトのことをFriet(フリット)/Frieten(フリッテン)、 patat(パタット)と呼んでいます。
フリットはベルギーが発祥の地と言われていますが、お隣のオランダでも大人気です。街中にはたくさんフリット専門店もあり、揚げたての本格フリットを味わうことができます。
オランダ名物の「Friet(フリット)」
日本で食べるフライドポテトとオランダやベルギーのフリットの違いは何と言っても・・・厚切りでホクホクのポテト&大量のソース
じゃがいも自体がホクホクして美味しいのです。マックやファーストフード店で食べる細いフライドポテトとは別物で、北海道ポテトの様なじゃがいもの素材が生きた味がします。そしてフリットのおいしさの秘訣は2度揚げ。お店でも必ず2度揚げされており、揚げたての外はカリカリ、中はホクホクのフリッツを楽しめます。
スモールサイズでもモリモリに盛ってくれるので、結構お腹いっぱいになります!
日本ではフライドポテトはケチャップをかけて食べますが、オランダでは「マヨネーズ」をかけて食べるのがオランダ流!かける量もはんぱないです。
普通のマヨネーズとは味が違い、少し甘めなマヨソースですが、マヨネーズとフリットの組み合わせは一度食べたらやみつきになります!
どれにしようかな?種類豊富なフリットソース
マヨネーズの他にも、
Ketchup(ケチャップ)、
Curry(カレーソース)、
Pindasaus/Satésaus(ピーナッツソース、サテソース)
などなどソースの種類や組み合わせもたくさんあります。
その中でもどんな味か気になる珍しいソースがこちら。
Joppiesaus(ヨッピーソース)
マヨネーズとケチャップとカレー粉を混ぜたソース。カレーと玉ネギの風味がアクセントで甘辛い感じ。
Samouraïsaus(サムライソース)
マヨネーズに唐辛子ペーストを混ぜ合わせたピリ辛ソース。名前からして日本風のソースかと思いきや全然違う。なんで「サムライ」と呼ばれるのか謎です。
見た目明太マヨのようなマヨネーズとケチャップを混ぜたソースに唐辛子ペーストが効いて、結構辛かった。
Oorlogsaus(オーロッホソース)
oorlog=war/戦争という意味なので、日本語に訳せば「戦争ソース」
マヨネーズとピーナッツソースの2種類のソースに玉ねぎのみじん切りがかかった組み合わせ。1度に2つのソースを味わえるのでオススメ。これまた名前が謎なソースですが、私の1番のお気に入りソースです。
とにかくソースの種類が豊富で組み合わせも自在なので、フリットはいくら食べても飽きることがありません!
フライドポテトは立派な主食
フライドポテトってハンバーガーの付け合わせとして日本ではサイド料理のイメージですが、オランダではフリットだけでもメイン料理になってしまうほど。オランダの食卓では「じゃ、今日の夕ご飯はフリットにしよう〜」なんてこともあります。
レストランで食事をしても、どちらがメインなのか分からない程メイン料理の側にフリットが大量に添えられています。スーパーにはフリット専用のマヨネーズも売られています!
さすがはジャガイモが主食のポテト大国オランダです!
最初はただのフライドポテトだろうと思っていましたが、オランダに来てフリットを一口食べてからフリットのとりこになってしまい最初の頃は週1で食べていました。(食べ過ぎ)
クロケットと同じように駅構内の売店でもフリットも手軽に買うことができるので、小腹が空いたときのおやつにぴったりです!
オススメ⭐フリット店
アムステルダムで1番美味しいフリッツ店と有名なのが「Vlaams Friteshuis Vleminckx(フラームス・フリッツハイス・フレミンクス)」
地元オランダ人にも大大大好評で、常に人の行列ができています。
オランダの日刊紙「Algemeen Dagblad」が毎年オランダのフリッツ店ランキングを発表しており、2013年にオランダ全国で3位、アムステルダムで第1位に選ばれたのがここみたいです!
お店には日本語のメニューもありました。
そしてアメルスフォールトにある「Van Gogh Frits(ファン・ゴッホ・フリッツ)」もオススメです!
カリカリ目にあげていて、ポテトのカリカリしたかけらが好きな人にはオススメ!いつもこの店の前を通る度に、フリットに誘惑されています。

van gogh maakt je blij!
“Van Gogh” maakt je blij! = “Van Gogh” makes you happy!
まさにその通り!
たまに無性に食べたくなる、フリット〜!
ベルギー、オランダを旅する際は、ぜひ日本では味わえない本格フリットの食べ歩きを楽しんでみて下さい^^
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