オランダでも日常的に食べられているインドネシア料理。
その中の「Rendang(ルンダン)」を作ってみました♪
Rendang(ルンダン)とは
ルンダン(レンダン)とは、牛肉などの塊肉をココナッツミルクと唐辛子やターメリックなどの香辛料で長時間煮込んだ、インドネシアの肉料理。
インドネシア最大の島「スマトラ島」西部の州都パダンの郷土料理です。
CNN Travelにて、『世界で1番おいしい料理』にも選ばれたことがあるんです。
お家でルンダン
インドネシアのおもてなし料理。肉が柔らかくなるまで長時間煮込むので、家で1から作るとなると時間と手間がかかるルンダン。
新しく手に入れたインスタントポット(電気圧力鍋)を使うと、お家でも時短で調理することが出来ました。
ルンダンの材料

- 牛肉 約600g
- ココナッツミルク 1缶
- ライム 1/2個
- スパイス それぞれ適当に適量〈ローリエ、クローブ、シナモン、生姜パウダー、ラオス(ガランガル)、カルダモ、ドライチリ〉
※あればキャンドルナッツ(ククイノキの実)。無くてもOK◎ - 赤玉ねぎ or シャロット 1個
- ニンニク 3片
- レモングラス 1/2本
- ココナッツロング 適量
ガランガルとか、使い慣れないスパイスを使いますが、作り方は上記のYoutubeビデオを参考に。
ルンダン作り
まずはペースト作りから。

① ココナッツロングを良い感じの茶色になるまでロースト。こちらは最後の段階に使用するので、ロースト後はお皿に取っておく。

② フープロで、赤玉ねぎ、ガーリック、レモングラスをみじん切り。

③ スパイス類〈クローブ、シナモン、生姜パウダー、ラオス、カルダモ〉を入れてミックス。
クローブやドライチリは、とりあえずすり鉢で潰して加えています。
このスパイスを全部混ぜ合わせただけで、香りがすごいです〜
ここからインスタントポットを使って調理していきます。普通の鍋でも可。

④ ココナッツミルク1/2カップを加熱。
インスタントポットはSauteモード。

⑤ ③で作ったスパイスペーストを入れ、よく馴染ませてから、牛肉を入れて混ぜ合わせる。

⑥ 残りのココナッツミルクを全投入。
そして塩、ライムの絞り汁を加える。
(Youtubeビデオでは、タマリンド/Tamarindを入れていますが、ライムで代用)
インスタントポットでは、Meat/Stewモードで加圧→出来上がるまで放置
鍋の場合は2時間半〜3時間、時々かき混ぜながらじっくりと煮込んでいきます。

⑦インスタントポットの圧が抜けた後、蓋を開けてみると、こんな感じに出来上がっていました。
水分が多いので、食べる前に再加熱して水分を飛ばします。水分の飛ばし加減はお好みで。

⑧食べる前に再加熱。
最後に、①でローストしたココナッツロング、ローリエを混ぜ合わせる。
そして・・・
完成!

ルンダンは一口食べてみると、肉がほろりと柔らかいー!そして美味しい!
味は肉とスパイスの旨味が詰まって、まさにインドネシア料理のテイクアウトやレストランで食べるようなルンダン✨
インスタントポットさまさまで、お家で美味しいルンダンを簡単に作ることができました!
ルンダンを作ると、家の内外がインドネシアテイクアウトのお店の様な匂いがして、食事後もしばらくは家の中に香りが残り続けます。
洗ったインスタントポットにも匂いがこびりついて残るんです。
別に美味しい匂いなので問題ではありませんが、それほどスパイス臭が強いです。
我が家の新メニュー。今後は、我が家でのおもてなしインドネシア料理になりそうです!

ルンダンの食べ比べ
我が家の新おもてなしメニュー「ルンダン」を、最初に食べに来たのは、パートナーの弟(S君)
S君も様々なインドネシア料理を作るので、食べながらルンダンの作り方や味について語っていましたが、
私が「今度、S君の作るルンダンもぜひ食べみたい!!」とお願いしたら、快くOK!
今度S君の家に遊びに行った時は、ルンダンを作ってもてなしてくれることになりました。
ルンダン食べ比べの会
数ヶ月後になるかと思っていたら・・
それから1週間後に開催された、ルンダン食べ比べ会。

S君作のルンダン。鍋の真ん中に黄色い大きなチリ(Madame Jeanette「マダム・ジャネット」)が入っています。
なんとも気品漂う名前をしていますが、かなりヤバイ激辛チリペッパー。中身の種子も触れるのは要注意!
もし種子に触れた手で目を触ってしまったら、、最後。
マダム・ジャネットをルンダンに入れたのは、香りづけの為だけのようです。マダムの中身は激辛ですが、このように料理に丸ごと入れるだけなら、良い香りが出るそう。
辛そうに見えるけれど、実際に食べてみたら全然辛くはないのです!
我が家では省いたキャンドルナッツもわざわざ仕入れて、前の晩から愛情込めて頑張って作ってくれたようです。感動😭
Rijsttafel(ライステーブル)
お皿に敷くバナナリーフまで用意してあり、見た目も本格的!思わずここはレストラン?かと思うほど。

我が家ではお手軽ルンダンと付け合わせの野菜しか作ってないのに、S君はルンダン以外にも、色んな料理を少しずつ用意してくれていました。
ルンダン、鶏肉、芽キャベツ、インゲンと豆腐、茹で卵、クルプック(Kroepoek)など
お米はジャスミンライス。その上に砕いたピーナッツやココナッツパウダーがかかっています。(我が家ではパンダンライスを使用)
まさにオランダのインドネシアレストランのメニューにあるRijsttafel(ライステーブル)でした。
どれもとーっても美味しくて、お腹がいーっぱい。
まさか2週連続でルンダンを食べれるなんて!幸せ気分に浸りながら3人で食べていました。
そしてデザートはアップルタルト。

本当によく食べた1日でした。
インドネシア料理のテイクアウト以上の美味しさだったので、
将来は、うちのパートナーとS君の兄弟でインドネシア料理テイクアウトのお店を開くのもありなのでは?
私は密かに、開いてほしいなと願っています🙏
ジャスミンライスとパンダンライス
ルンダン食べ比べに加えて、ジャスミンライス( jasmijnrijst)とパンダンライス(Pandanrijst)2つのお米の違いについて。
これまで家ではイタリア産の日本米かスリナムライスしか食べたことなかったので、今回パンダンライスとジャスミンライスは初めて食べました。
実際に2つのお米を食べてみましたが、パンダンライスとジャスミンライス、この2つはどっちもよく似ていて食べても味の違いはほとんど分かりませんー!!
調べてもこれと言って大きな違いはなさそう・・・です。
個人的にどちらもスリナムライスよりは美味しく感じます。
・ジャスミンライスは他のタイプのライスに比べて、粒が長く、調理すると少し甘い味がする。また、バスマティライスに少し似ているけれど、柔らかくて少し粘着性がある。
・パンダンライスはジャスミンライスとも呼ばれ、タイ産の長粒米。ナッツの香りと味わいがあり、グリーンやレッドカレーを作るのに最適。https://blog.hellofresh.nl/verschillende-rijstsoorten-op-een-rijtje/
↑の文を読むと、パンダンライスはジャスミンライスと一緒ってことかな?
名言のような文章を発見!
Jasmijnrijst is pandanrijst maar niet elke pandanrijst is ook jasmijnrijst
(ジャスミンライスはパンダンライスですが、全てのパンダンライスがジャスミンライスという訳ではありません)http://www.kokswereld.nl/pandanjasmijnrijst/
余計に頭がこんがらがるので、調べるのは終了。
ジャスミンライスはパンダンライスの名前でも販売されていたりするそうなので、この2つはほぼ一緒と覚えておけば大丈夫そうです。
ここでお伝えしたいのは、「ルンダンを作る際は、ジャスミンライスかパンダンライスが合います!」ってことです👍
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