【3月31日更新】オランダのコロナウイルス対策

オランダのコロナウイルス対策

3月にオランダでもコロナウイルスの感染が広まってから、「手洗いうがいをする」「咳をするときは手のひらではなく肘にする」「握手をしない」などの防止策が呼び掛けられていました。

オランダ政府の記者会見

3月12日にルッテ首相、ブラインス医療大臣及びオランダ国立公衆衛生環境研究
所(RIVM)所長の記者会見があり、そこで新型コロナウイルス対策の為の規制が正式に発表されました。

以下、在蘭日本大使館からの通知を抜粋したまとめです。

  • 風邪、咳、喉の痛み、熱の症状がある場合、自宅待機をし社会的接触を避ける。一方、症状が悪化するまで医師に電話をすべきではない。
  • 100名以上が集まるイベントは中止。博物館、コンサートホール、 劇場、スポーツクラブ等の公共施設やスポーツ大会にも適用。
  • 可能な限り自宅で勤務するか勤務時間を分散化すること。
  • 大学(含、HBO)が、(100人を超える)大規模な授業を行う場合には、オンライン
    で教育を提供するよう要請する。

3月15日に発表された新たな措置

  • 学校(小学校,中学校及び中等職業教育施設)及び託児所の閉鎖。
  • 医療,警察,公共交通機関及び消防等に従事する親の子供達は、親の勤務継続を可能にする為、学校及び託児所での受け入れが無料で手配。
  • 教員は自宅にいる子供達のために遠隔教育を行う。卒業試験を控えた中学生及び中等職業教育の生徒を優先する。
  • カフェやレストラン全ての飲食業施設は3月15日18時から4月6日まで閉鎖。
  • スポーツ・フィットネス施設、サウナ、セックスクラブ及びコーヒーショップは3月15日18時から4月6日まで閉鎖。
  • 可能な限りお互いに1.5メートルの間隔をあける。

・在蘭日本大使館のコロナウイルス関連情報 → https://www.nl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_corona.html

<追記>3月23日に発表された新たな措置

在蘭日本大使館からの通知より

  • 買い物と出勤は認められるが、混雑を避けることを求める。外出は可能だが、1.5mの距離を保つことを求める。買い物は同伴者を連れてはならず、一人で行うもののみ認められる。
  • 自宅に家族以外の者を呼ぶ際は、最大3名までに制限。
  • あらゆる場所において、人が集まることを、3月23日夜から5月31日まで禁止
  • 学校については、現在4月6日まで閉鎖としているが、これを延長するか否かは、現在の措置の効果等を検討の上、改めて決定する。
  • 各市長は、その権限をもって、海岸、公園等の人が集まることを禁止する場所を指定することが可能。
  • 経済大臣は、小売り店やスーパーマーケット及び顧客が、1.5mの距離を維持できるような追加的な規制を制定する。
  • 外出する際、近所や道路の往来においても、3名以上が固まって行動することを禁じる。
  • 上記のルールに反した場合は、事業主に対しては最大4,000ユーロ、個人に対しては最大400ユーロの罰金が科される。
  • 家族に1名発熱症状を持つ者が出た場合、陽性判定されていない場合であっても
  • 家族は全員自主隔離しなければならない。ただし、必要不可欠の職業に就いている者については、例外もあり得る。
  • 美容、セラピー等、身体の接触を伴うサービス・店舗は閉鎖する。

<追記>3月31日に発表された措置の延長

在蘭日本大使館からの通知より

  • レストラン等飲食店、美術館、美容院等の閉鎖は4月28日(火)まで(28日を含む)延長(注:4月27日(月)は国王誕生日)。
  • 学校は5月休暇(注:原則、4月25日(土)から5月3日(日))まで閉鎖。
  • 5月31日(日)まで(31日を含む)のイベント(サッカーを含む)の禁止は、維持。
  • 可能な限りの在宅勤務と自宅待機を徹底することを引き続き求める。
  • 復活祭休暇(注:4月11日(土)、12日(日)の週末前後)及び5月休暇について、オランダ国内外を問わず、外出・旅行を企画しないよう勧告。キャンプ場のトイレ・シャワー等の施設を閉鎖するため、使用は不可能。
  • 既存の措置は、一定の効果を発揮しているが、さらに4週間継続が必要。
  • 4月28日(火)以降のさらなる延長の可能性も十分ある。
  • 4月21日(火)の週に延長の要否を検討し、改めて発表する

当初4月6日までだった飲食店の閉鎖は4月28日まで延長となりました。

4月28日の1週間前の週に28日以降の措置が発表される予定です。多分延長になるのでは、、と思います。

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