ブルージュ小旅行2日目
昨日の雨の天気とは打って変わり2日目は絶好の青空が広がりました。朝は少し雨模様だったので鐘楼に登る前に先に美術館に行くことにしました!訪れた美術館は”Sint-Janshospitaal(Saint John’s Hospital)”
Saint John’s Hospital
街の中心にある、外見がとても美しい美術館です。
ホスピタルという名の美術館

Sint-Janshospitaal 入り口
ホスピタル(病院)という名の通り昔は病人をはじめ巡礼者や旅行者のケアをする施設だったそうです。ヨーロッパで最も古い病院の建物の1つです。800年もの間、修道女によって教会だけではなく診療所としての働きをしていました。食べ物や寝る場所を必要としている人は誰でも受け入れ可能でした。

Sint-Janshospitaal 外観
館内の展示
美術館内には当時使用された家具、銀細工、医療機器、聖遺物箱、文書が残っており、それらの展示はこの病院内で行われた800年の修道女による治療やケアの歴史を反映しています。他にも聖書に関する絵画が多数展示されておりました。
建物の2階では魔女に関する特設展が開催されておりました。邪悪な雰囲気を醸し出すために室内は暗くなっており、電気ろうそくでパンフレットを読みながら進んでいきました。16〜17世紀あたりのヨーロッパでは魔女という存在は信じて恐れられておりました。

魔女特設展での魔女に関する写真
魔女の帽子や箒などのアイテムで魔女にドレスアップして写真撮影のコーナーや、大きなスクリーンで魔女の箒で空を散歩してみようという体感(子供向け)できるスペースもありました。
Sint-Janshospitaal 美術館 基本情報
Sint-Janshospitaal美術館に関しては→こちら
住所: Mariastraat 38, 8000 Brugge
営業時間:火曜ー日曜日 9時30分〜17時/月曜日ー定休日
料金: 大人;€8.00/ 子供(12歳以下);無料/ 26歳以下&65歳以上:€6.00
マルクト広場と鐘楼
美術館を後にし、本日の大本命のブルージュのシンボルでもあるBelfort(鐘楼)があるGrote Markt(マルクト広場)へ向かいます。
Grote Markt(マルクト広場)
マルクト広場は古都ブルージュの町の中心であり、中世の頃は馬上の試合や宗教行事、さらには死刑執行も行われていた場所でした。現在ではこの広場では朝から晩まで観光客で賑わっており、ギルドハウスのお洒落なカフェやレストランが立ち並んでいます。毎水曜の朝に市が立つのもなんと1000年以上続く伝統です。
観光馬車もこの広場から出発しており、馬のひずめの音が優雅に響き渡ります。
そしてマルクト広場で一際目立つ建物がこちらの「Provinciaal Hof(州庁舎)」破壊や火災によって何度か立て替えられ、1920年にネオゴシック様式の現在の建物として完成しました。
イースターホリデーの為、マルクト広場では子ども向けの遊具やフードスタンドが特設されておりました。

一日中観光客で賑わう街の中心「マルクト広場」
実在した町の二人の英雄、知性派のピーター・ド・コニングと肉体派のヤン・ブレーデルの像がフランスの方角を睨むように勇ましく建っています。昔この二人がブルージュ市民を率いて,フランスの圧政に立ち向かったそうです。
Belfort(鐘楼)
マルクト広場を見下ろすように聳え立つのがBelfort(鐘楼)
13世紀から15世紀にかけて建設され、塔の高さは88mあり1999年ユネスコの世界遺産として登録されました。

街のシンボルタワーBelfort
昨夜見た鐘楼のライトアップも綺麗でしたが、昼間に見るタワーも青空に映えて綺麗です!細部まで作り込まれて思わず見とれてしまう程の美しさです。
鐘楼へ登ってきました
こちらの塔は登ることも可能です。
下から見上げるだけでは物足りない!目の前に塔があるならもうこれは登るしかない!とのことで登ってきました。
私たちが行った時には塔の入り口にはすでに観光客の列ができていましたが、20分ぐらい並びチケットを購入してすぐに登ることができました。チケットカウンターの横にチケットを読み取らせてたら通れる改札を設置して人数制限をしており、塔から人が降りてきたら、降りてきた人数やっと改札を通過できる仕組みになっていました。(階段は狭いので大混雑を起こさない為)
上を目指していくと、2階の中世の宝物が展示されている博物館もあります。そこで休憩しつつ鑑賞して、さらに階段を上っていくと途中で、鐘の構造を見れる場所もあります。
オルゴールの仕組みを表現しているようなドラム式の自動演奏ができる鐘の構造となっています。
内部は螺旋階段が366段あり、頂上に近づくにつれて螺旋階段は徐々に狭くなっていく造りになっています。頂上付近になってくるとだんだん道幅が細く階段の足場も狭く急になってきます。降りる人、登る人お互いに譲り合いながら登っていきます。
さらに天気もよかったので汗ばんできます。体力には自信がある方なのに最後は息切れ状態でしたが、頂上から眺める景色はそれ程の価値があるほどの美しさでした!!
美しい塔からのブルージュの街並み
それでは塔からの美しい眺めをどうぞご覧下さい〜!!

鐘楼からの眺め
塔の上からの景色は大変美しく、町の中を行き交う通りも眺められ、中世から残されている町並みが遠くまで見れます。本当に素晴らしい絶景です!建物の色の統一されており綺麗です!

塔からのブルク広場方面の眺め
街並みが美しいのでどこを写しても絵になります。写真を思う存分撮った後はしばらく美しい長めに酔いしれていました。

塔の頂上から見る聖母教会(左)と聖救世主大聖堂 (左)
ブルージュ小旅行2日目 つづく。
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