Stedelijk Museum(アムステルダム市立美術館)はアムステルダムのミュージアム広場、ゴッホ美術館の隣にある美術館です。オランダを代表する近・現代のアートが詰まった大きな美術館です。
愛称は「バスタブ」
市立美術館はアドリアン・ヴィレム・ヴァイスマンによって設計され1895年に開館しました。赤レンガが美しいルネサンス建築の建物で、その後1954年に改修工事が行われ、展示面積は2倍に増えました。
再び2003年から10年に及ぶ修復が行われ新しいウィングが増築されて、2012年9月に再オープンしました。
アムステルダム出身の建築家Mels Crouwel・メルス・クローウェル(スキポール空港などを設計した)による設計で、通称「バスタブ」と呼ばれています。既存の赤レンガの建物の本館に、このバスタブと呼ばれる真っ白で大きく出っ張った庇が増築されています。
私は最初このバスタブの存在に全く気付きませんでした。真下を歩いているとなかなか分かりづらいと思いますが、少し離れてじっくり見てみると本当にバスタブ!
このバスタブ、真っ白で光沢があり輝いています!夜間にライトアップされた時は、綺麗そうですね!
バスタブの表層は日本の帝人グループが開発した複合素材で覆われて、飛行機と同じ塗装がされているようです。どうしてバスタブなのかとても気になりますが、建物だけでも見る価値が十分あります!
バスタブの中へ
市立美術館の入り口は巨大バスタブの下側です。
巨大なバスタブ内は、広大な展示スペースを備えたスペースとなっていました。
美術館には1970年代から現在までの作品が9万点以上保管されており、絵画作品から室内装飾に及ぶ幅広い展示内容となっていました。オランダ出身のモンドリアンやゴッホを始め、ピカソ、セザンヌ、モネなどの絵画も多数展示されていました。
現代美術館には、素人には想像できない様な不思議な世界観を表現した多彩なアートが盛りだくさん。
「一体これは何を表現しているんだろうか?」思わず問いかけたくなる興味深い芸術作品がたくさん展示されておりました。
館内は混雑もなく広々とした空間で、マイペースにそれぞれの美術作品をゆっくり楽しむことができます。
現代美術に興味がある人にとっては、コレクションの内容も多様で思う存分に楽しめる美術館だと思います。
美術館の一階には、オシャレなレストラン・カフェ、大きなミュージアムショップも併設しています。美術関連の書籍やジュエリー等、洒落た物がたくさん販売されておりショップを覗いてみるだけでもオススメです。
美術館の前も広々とした芝生の公園になっています。天気が良い日は多くの人が座ったり寝っ転がったりして、のんびりしている雰囲気がありとても気持ちいい所です。
国立美術館やファン・ゴッホ美術館の様に大きく注目されることはありませんが、オランダ代表するデザイナーによる家具デザインも多数展示されており、近代・現代のコレクションとしてはオランダ屈指の美術館です。
館内は写真撮影もOKですので、ゆっくり観賞しながら自分の好奇心をくすぐるお気に入りの作品を探してみてはいかがでしょうか?
アムステルダム市立美術館の基本情報
Stedelijk Museum (公式HP→こちら)
所在地:Museumplein 10, 1071 DJ Amsterdam, Netherlands(ゴッホ美術館、国立美術館と同じミュージアム広場に位置しています)
開館時間:毎日10:00~18:00(金曜日のみ10:00~22:00)
入館料:大人€ 15/ 学生(29 years or younger)€ 7,50 /子ども(18歳以下) 無料
Museumkaart, I amsterdam City Card, Holland Pass 無料
アクセス:アムステルダム中央駅から
Tram 2 番(Nieuw Sloten行)または5番 (Amstelveen Binnenhof行) Van Baerlestraat駅下車すぐ
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