オランダに行くなら絶対に訪れて欲しい場所「Anne Frank Huis(アンネ・フランクの家)」
アムステルダムで1番の観光名所であり、毎日多くの観光客がアンネの家を訪れています。
「アンネ・フランクの家」はアンネ・フランク一家が第二次世界大戦中にナチスから迫害を逃れる為に身を潜めていたお家です。アンネはこの隠れ家で有名な「アンネの日記」を書き続けました。建物は当時の形のまま残され、現在は記念館となって公開されています。
Anne Frank Huis(アンネ・フランクの家) 予約方法
いつ行っても長蛇の列ができているアンネ・フランクの家。真冬でも大行列です。中には3時間待ちで中の見学を諦めたりする人もいます。せっかく行ったのにチケットが売り切れて入れなかったということが無いようにオンラインでの事前予約がオススメです。
入館時間によって以下のように区分されています。
・9時〜15時30分までは”事前にオンラインでのチケット購入者のみ”入館できます。
・15時30分〜閉館まではカウンターで当日券を購入して入館することが出来ます。
※2018年の5月1日までは、館内改装のため全時間オンラインでの予約制になっています!
公式ホームページは言語選択で日本語に変換もできますが、予約画面は英語ページのみとなっています。
①日時・時間・チケットの種類の選択

公式ホームページから予約が可能です。
1, Museum → Online tickets へと進みます。

2, 日にち・時間を指定します。
・15分毎の時間指定制になっています。
・予約は2ヶ月先まで可能です。
・予約で一杯の場合は、日付が赤く表示されています。
・1ヶ月先まで予約が埋まっていることもありますが、直前に突然空きが出たりすることもあります。

3, チケットの種類と購入枚数の入力画面がでてきます。
ミュージアムカード保持者は「Dutch Museum Pass」を選択します。
選択を終えたら、一番下の「Add to Shopping Cart(ショッピングカートへ追加)」をクリックをして次へ進みます。
②ユーザー登録・支払い

チケット購入まで最後の4ステップ
①ショッピングカート内のチケットを確認
ここで最後にチケットが正しく選択されているか確認を 「Continue」をクリックして進みます。
②ユーザー登録
パーソナルデータ(苗字、Eメールアドレス、電話番号)を入力し、ログインデータ(ユーザー名、パスワード)を作成する必要があります。全部入力を終えたら「Register」
③支払い
デビットカードかクレジットカード(VISA or MASTER)での支払いが選択できます。
④支払い後は登録したメールアドレスに、Eチケットが届きます。
手元に届いたEチケットはプリントアウトするか、スマホの画面で係員に提示するだけで大丈夫です。
Anne Frank Huisアンネ・フランクの家へ
「アンネ・フランクの家」の入館口は、行けば人の列ですぐに分かるかと思います。予約で指定した時間通りに行けば並ぶことなく入館できます。
館内への入り口は近代的で綺麗な建物をしていますが、実際にアンネが住んでいた家は”Prinsengracht 263(プリンセンフラハト通り263番地)”です。
館内の入り口から少し歩いた所、ここでも多くの人が写真撮影をしているので見逃すことはないと思います。家の前には「ANNE FRANK HUIS」と書かれています。
アンネが過ごした家

入館後も中は順路に沿ってずらーっと行列が出来ており、並んで少しずつ前に進みながら見学していきました。中はゆっくりでも2時間あれば十分見て回れる大きさです。
館内での写真撮影は禁止です。展示物は英語表記ですが、日本語のガイドブックやオーディオガイドも借りることもできます。
ナチス・ドイツのユダヤ人迫害から逃れるために、1942年にオランダ・アムステルダムに移住してきたアンネと家族はこの家で2年間過ごしました。
アンネの家族は両親と姉の4人でしたが、他の家族4人と合わせて合計8人で生活していたそうです。

道路に面した表側の部屋は父親の会社のオフィスがあり、そして奥の方にアンネが暮らしていた隠れ部屋があります。アンネはその隠れ家のことを「Het achterhuis(後ろの家)」と読んでおり、後ろの家の3・4階部分で生活をしていました。
隠し部屋には、当時と同様に回転式の本棚の後ろの扉から入ることが出来ます。

小さな隠れ部屋には洗面台やトイレ、小さな調理場に居間もありましたが、8人で住むにはかなり狭く窮屈な空間です。カーテンも開けることが出来ず、些細な音にも気を張ってひっそりと息を潜めて生活していたその状況を想像するだけでも辛くなってきます。(隠れ部屋は狭く、階段も急なので見学の際は気をつけて下さい)
アンネの部屋の壁にはアイドルの切り抜きなどが貼ってあるのを見ると、アンネもごく普通の少女であったと感じさせられます。またそれぞれの部屋の壁には、アンネの日記の一文が記載されており、それを読みながら進んでいくと、わずか15歳の少女が戦争の為に命を奪われるのはとても残酷で胸が締め付けられます。

アンネの日記
アンネの直筆の日記も展示されています。

1942年6月12日、アンネの13歳の誕生日にこの赤いチェックの日記帳をプレゼントしてもらい1944年8月1日まで日記を書き続けました。
アンネや家族がここでどんな生活をしていたのか、どんな思いで過ごしていたのか感じることができます。
アンネや家族は密告されて強制収容所へと送られてしまい、戦後に生き残ったのはアンネの父1人だけでした。
アンネの父が戦争のない世の中になって欲しいという思いで日記を1947年に出版し、数十カ国後で翻訳され世界中の人に読み継がれています。
アンネの日記は私も子供の頃に読んだことがありますが、アンネの家を訪れてから再び読み返してみました。多くの人が1度は読んだことがあるとは思いますが、アンネ・フランクの家に訪れる前に日記を読み返すと、アンネが生きた時代背景などさらに理解が深まると思います。
館内にはショップもありそこでは各国の言語に翻訳された本を購入することも可能です。
アンネの像
アンネ・フランクの家の近く、西教会の前にはアンネの像が立っています。
普通に生活できることがどれ程ありがたいことか思い出させてくれます。忘れてはいけない残酷な歴史、差別や戦争がない平和な世界を願わずにはいられません。
アンネ・フランクの家周辺
アンネ・フランクの家の近くにある「Westerkerk(西教会)」教会の中は無料で見学することができます。塔は有料ですが登ることも可能です。アンネの隠れ部屋の窓からも見える塔、アンネが聞いた鐘の音も聞くことができます。

また近くには美味しいパンケーキのお店やペダルボートのレンタル店もあるので、アンネの家を訪れた際は合わせて利用してみてはどうでしょうか。
Anne Frank Museum 基本情報
ホームページ http://www.annefrank.org/
住所:Prinsengracht 263-267, 1016 GV Amsterdam
料金:大人€9
子供(10〜17歳)€4、50 (0〜9歳)無料
※ミュージアムカード利用可
※オンラインでの予約は予約料50セント追加
開館時間:
<11月〜3月>
月ー金曜日 10時〜20時
土曜日 9時〜22時
日曜日 9時〜19時
<4月〜10月>
毎日 9時〜22時
※祝日などは開館時間が異なるので事前にサイトでご確認下さい。
※チケットの購入は閉館30分前まです。
アムステルダム中央駅からのアクセス:
トラム13、17番 西教会前の「Westermarkt」停留所から歩いてすぐ。
徒歩だと約20分。
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